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水樹奈々と「まどマギ」が好きなメタラーです! 音楽、食べ物、アニメ・・・他、自分が感動したり良いと思ったことを書いていきます。         このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

PRINCESS PRINCESS(プリンセス プリンセス)4th アルバム『LOVERS』レビュー



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ミリオンセラーを達成した出世作!


今日はプリンセス プリンセスの4thアルバムを紹介したいと思います!

このアルバムにはシングル曲が1曲も収録されていません! にも関わらず、アルバムとしては初のオリコンチャート1位を獲得し、ミリオンセラーも達成した名盤です。

実はこのアルバムの前にリリースされた2枚のシングル「Diamonds(ダイアモンド)」と「世界でいちばん熱い夏」が大ヒットしました。これが彼女達の人気とアルバムの売り上げを後押ししたとも言えます。

ところが、この2枚のシングル曲はどういう理由によってかアルバムには収録されませんでした。普通は入れますよね?ヒット曲を入れた方がアルバムの売り上げだって伸びますものね? 何故なんでしょう。

ただ、アルバムを聴き込めば聴き込むほど、その理由が分かるような気がしました。この2曲はアルバムのカラーに合わないんですよね。アルバムのどこに入れても浮いてしまうように思えます・・・。だから、敢えて外したのかも知れません。あとは、アルバムに既発曲を入れないで新曲のみで作りたかったのかも。

アルバムに収録されている新曲が、どれもこれもクオリティが高過ぎて結果的には大成功したという、彼女達の出世作となった作品です。

レビュー

 

LOVERS

PRINCESS PRINCESS『LOVERS』(1989年)

(1)ムーンライト ストーリー
(2)友達のまま
(3)DING DONG
(4)レイン
(5)恋に落ちたら
(6)スパイ イン ラブ
(7)シェイク イット オフ
(8)パパ
(9)海賊と私
(10)パレードしようよ

奥居香(vo、g)
中山加奈子(g)
渡辺敦子(b)
今野登茂子(key)
富田京子(ds)

お気に入り度:

★★★★★ ★★★★★(10/10)

 

前アルバム『LET'S GET CRAZY』は中山加奈子さんの熱いギターによるロックチューンで始まりましたが、本作はシンセによる壮大なイントロを持つ「ムーンライト ストーリー」で幕を明けます。ファンタジックな雰囲気を持つ哀メロチューンで、名曲です!優しい感じに歌い上げる奥居香さんのヴォーカルも素晴らしい!

 

2曲目の「友達のまま」はバラード調の切ない曲で、プリプリはこういうソフトな曲も得意です。奥居香さんの作る歌メロは素晴らしいなあ・・・!





3曲目「DING DONG」。こちらもキャッチーで勢いのある名曲。
Aメロが哀メロなのも胸にぐっと来ます。ディンドン!!

 

4曲目は中山加奈子さん作の、プリンセス プリンセス史上最もハードな「レイン」。静かに歌い上げるイントロから一転、アグレッシヴに疾走していきます。もう、本当に超絶カッコいい曲なんですよ~。単純に「凄ぇ!」と思いましたもの。ギターソロとかもね、鳥肌モノです。歌詞も含めて絶望感に溢れています。バンドとして凄く売れてきた時期にこんなハードな曲をアルバムに収録してくれて、メタラーとしても凄く嬉しかったですね。



5曲目はメロディアスなミディアム・チューン「恋に落ちたら」

アルバム前半のここまでの流れは完璧ですね!

後半はミディアム・ロックチューン「スパイ イン ラブ」で始まり、軽快なテンポの「シェイク イット オフ」と佳曲が続きます。

そして、中山加奈子さんと奥居香さんが故人となっている実父に向けて送った曲と言われている、ピアノで始まる名バラード「パパ」

 

アルバムのラストをドラマティックに飾るのはキュートでキャッチーなポップチューン「パレードしようよ」。ラストを締めくくるのにこれ以上に相応しい曲はないでしょう。バックコーラスの「トゥルルルッ、トゥットゥッ~」がお気に入りです。

 

キャッチーでポップな曲からハードな疾走曲、そして切ないバラード・・・と、プリプリの魅力がぎっしりと詰まった名盤です。しかも、1曲1曲のレベルが高い! これは売れますよね。このアルバムからのシングルカットが全く無かったということが信じられないくらいです。興味を持った方、是非聴いてみて下さいッ!

 

LOVERS

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