注意!
以下ネタバレあり!!
最終話
- 砂浜に突き刺さっている<ラブライブ!>優勝旗。
- 千歌による卒業式の回想。
- 梨子、犬を飼う。
- 東京から戻ったら、シイタケ(犬)がいつの間にか子供を出産していた。
- 卒業式と閉校式を一緒にやる方式。
- 学校の校舎にペンキで寄せ書きしまくる生徒たち。
- 顔中にペンキが付いたままで式に臨む生徒たち。
- 生徒会長が閉校の挨拶。
- 式中に<ラブライブ!>で優勝したことを宣言する鞠莉・ルビィ・千歌。ここまでがアバン。
- OPは「青空Jumping Heart」の最終回仕様。
- Aパートではそれぞれのやり方で学校に別れを告げていく生徒たちの姿が描かれる。
- Bパートはアバンの最初に戻り、鞠莉・ダイヤ・果南たちはもう旅立ち、沼津にはいないことが千歌と母親との会話から分かる。
- 未だに、自分だけの輝きを見つけたかどうかが不安な千歌。
- 閉校した学校を訪れ、中に入る千歌。
- 体育館に集っている浦の星の生徒、そしてステージには千歌以外のAqoursのメンバーが勢揃い! もう居ないはずの、鞠莉・ダイヤ・果南まで!
- 最後に歌う曲「WONDERFUL STORIES」では歴代のステージ衣装に身を包んだAqoursを登場させるという演出!
- 劇場版制作決定のお知らせ。
感想
アバンで砂浜に突き刺さっている<ラブライブ!>優勝旗。本戦ではAqoursが優勝したことが分かります。大会の本戦はAqours以外は描かずに、回想シーンや優勝旗というアイテムを映し出すことで、視聴者はAqoursが優勝したことを理解します。やり方によっては効果的かもしれませんが、大会の熱気や歌い切った後のメンバーの様子、お客さんの反応なんかも描いて欲しかった。本来なら、優勝した時点でそれぞれの輝きを見つけていたはずだし、私達ファンもメンバー一人一人が見つけた答えを見たかったのだし。そして、他の決勝チームを全く描かないというのもどうかと・・・。方法論は『ラブライブ!』の時と全く変わってませんね。『ラブライブ!』では、μ'sは予選でスクールアイドルの頂点にいるA-RISEに勝っているから、優勝するだけの理由があったし、他のユニットはカットしてもいいのかもしれないけど、決勝でAqoursが競う他のスクールアイドルが正体不明過ぎるのは、手抜きと言われても仕方ありません。
と言うか、
大切な優勝旗を砂浜に晒すなよ!!
スタッフ、大丈夫か?
卒業式と閉校式を一緒にやるのはいいとして、結局最後まで殆ど出てこなかった教職員。閉校の挨拶が生徒会長でいいのか? 大事な式に出席することを考えたら、顔のペンキは落とすよね、普通。閉校式が終わり、校門を閉める役割もAqoursのメンバーだけ。学校を私物化してるのかと。
Bパートの開始時点では、千歌はまだ自分が輝きを見つけられたかどうかが分からないし、自信が持てないから母親に問いかけてしまいます。もう3年生たちも出発したこの時期にですよ。最終話の最後の最後で、千歌は<輝き>について一つの解答に辿り着きます。「私たちが過ごした時間の全てが輝きだったんだ」と。しかし、少なくともこの時点では<輝き>が何なのかは確信が持てなかったという証拠。<ラブライブ!>決勝で最高のパフォーマンスを見せ、歌い切った先に掴んだ<優勝>。皆で掴んだ<優勝>。その頂点に立っても<輝きを見つけた>という確信が持てなかったということ。何で? もう、訳が分かりません!!
最後に新しい挿入歌を聞けたのは良かったのですが、どうして体育館に全員集合してるのですか? 千歌が学校に向かったのだって、偶然でしょ。しかも、旅立ったはずの卒業生たちまで!
今に始まったことじゃないのですが、今作品の脚本はキャラクターがストーリーや見せ場の都合で無理に動かされており、ストーリーもライブシーンの繋ぎとしか思えないような展開でした。だから整合性が取れていないんですね。キャラが可愛そうでなりません。
でさあ、結局のところ、Aqoursは今後どうするの?
<ラブライブ!>決勝が終わるまではそのことは考えちゃいけない気がするって、以前千歌が言ってましたが、もう大会が終わったんだからそこはメンバー間で話し合っているはずですよね。鞠莉たちが居なくなっても、新しい学校で続けるのか、それとも解散するのか? 結局、その部分は曖昧なままでしたね。
そのあたりは今後制作される劇場版で描かれるのでしょうか。劇場版かあ。今はTV放映が終わって、何だかホッとしています。脚本が雑過ぎて、悪い部分ばかりが目に付くようになってしまったので・・・。この状況で劇場版と言われても、今はまだ正直ピンと来ないですよ。