先日のQUEEN+ADAM LAMBERTのライヴにて友人のTに約10ヶ月振りに会った。Tは同い年で、もう10年来の付き合いになる。以前は同じ職場で働いていたこともある。普段はLINEでやりとりしているわけだが、内容の殆どは「今度○○のライヴ行く?」だとか「○○の新譜最高!」とか、「美味い酒が手に入ったから送る」等、趣味全開で、滅多なことでは私生活の話題などは出ない。
Tは私と一緒で、メタルと酒が好きなんだが、身体は余り丈夫な方ではない。と言うか、弱い。数年前から会う度に「食が細くなった。すぐ胸焼けする」・「血液検査も悪過ぎる」・「もう俺死ぬんじゃないかって位に具合が悪かった」と言いい、実際に度々入院していた。
ところが、久し振りに会ったTは違った! 顔色は良いし、何だか知らないけど生き生きしている。どうしたんだ? 私の驚きを察したのか、自らTは説明し始めた。
「最近、仕事の後に走ってるんですよ」
「あと2年したら50歳になるし、何か、このままじゃやばいなと思って」
「運動とか努力とか凄ぇ嫌いだったんですけど、実際走ってみるとこれが気持ち良くて。走るようになってから身体が軽くなったし、血液データも改善したんですよ」
「夜も良く眠れるようになったし、以前よりも食事を美味しく食べられるようになった!」
「これを機に若い頃にやっていた登山も再びやりたくなったし、友人からの誘いで今度サーフィンをやろうと思ってる」
「何か体の調子が悪いな~と思ったら走るに限りますね!」
おお!そうだったのか!!
そこで、私もウォーキングや筋トレを習慣化したこと、適度な運動を続けていると体調がすこぶる良いことなどを報告した。
いや、奇遇だなあ。
2人とも、運動には全くと言っていい程、縁がなかったからね。
人間ある年齢になると、このままではいかんと思うらしい。
まあ、そこに気が付くまでは周りが幾ら言っても駄目なんだろうけど。
私が運動をしようと思ったのは血管年齢測定がきっかけだったように、実はTにもきっかけがあったらしい。
ひとつは、実家で飼っていた老犬が死んだこと。
もうひとつは、まだ40代の友人が脳の病気で突然死したこと。
これらのことがあってから、TはTなりに考えたらしい。特に、まだ若い友人の死は他人事ではなかったようだ。動けるうちにやりたいことをやっておきたいという強い思いが芽生えたようだ。
「犬は最後まで本能のままに生きてましたからね。最後の最後まで頑張って生きてた」
「俺も50までを一つの区切りとして、これから色々やりますよ」
何とも頼もしい。
私もTに負けないように、更にアグレッシヴに生きようと改めて決意した。
久し振りに友人に会ったら、友人も運動を始めて健康になっていたことが判明
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