和のテイストを意識した強烈なニューシングルが到着!
北海道出身のメロディック・デス・メタルの雄、GYZEのニューシングルが先日リリースされました。
タイトルは『龍吟』。
ちなみに、英語タイトルは『The Rising Dragon』!!
今回のシングルは国内盤(左)と海外盤(右)があり、収録曲も違います。
国内盤。天に昇る龍を描いたジャケットがかっこ良すぎです!
北海道150年事業サポート曲だそうです!!
海外盤はデジパック仕様。
このジャケに描かれている龍のイラストも味があって好き!
レビュー
GYZE『龍吟』(2018年)
(1)Japanese Elegy
(2)龍吟(洋題:The Rising Dragon)
(3)龍吟(feat.Marc Hudson from DRAGONFORCE)
(4)龍吟(instrumental)
国内盤と海外盤では3曲目が異なる。
国内盤に収録されている「龍吟(feat.Marc Hudson from DRAGONFORCE)」の代わりに、海外盤では「Dragon Calling(竜神)(live)」が収録されている。
MIxed & Mastered by Ahti Kortelainen
Ryoji(vo / g/ key)、Shuji(ds)、Aruta(b)
お気に入り度:
★★★★★ ★★★★☆(9.5/10)
Japanese Elegy
タイトル通り、まさに「日本の哀歌」で戦争の悲劇をテーマにしています。
和音階を含むクサメロで激しく疾走していくドラマティックチューン。
バックで鳴っている和楽器の音がたまりませんッ!!
後半では歌詞の一部に、メンバーが感銘を受けたという般若心経の一部を取り入れております(勿論デス声)が、クサメロ全開のギターソロと般若心経パートの相性が凄まじく良いです。
一度耳にしたら忘れられないメロディが舞う。
これぞメロデス!
これぞ慟哭!
龍吟(The Rising Dragon)
こちらは北欧的な透明感のあるキラキラシンセを纏って疾走。
クッサい和のフレーズが洪水の如く溢れ出します!
もう、一度聴いたら耳にこびりついて離れないですね。
旅立ちや卒業、未来へのイメージを曲や歌詞に込めて作ったそうですが、クサさの中にも爽やかな風が吹き抜けるッ・・・!
PVもこれまでのGYZEのストーリーを漫画形式で追った内容となっています。
国内盤にはDRAGONFORCEのマーク・ハドソンのヴォーカルをフィーチュアしたヴァージョンも収録されています。
DRAGONFORCEとは普段から交流があるようですね。
その、マークからの応援メッセージがこちら!
「龍吟」はインストヴァージョンも収録されています。
純粋にインストチューンとして聴いても、非常にスリリングです!
Dragon Calling(live)
海外盤収録曲で、邦題は「竜神」。
既にライヴでは演奏されている、次のアルバムに収録予定の新曲で、こちらもクサメロ満載の疾走チューン!!
スリリングなインストパートではやはり和を感じさせながらも、どちらかと言えばフォーキーで雄大なメロディを大々的にフィーチュアしています。
そして、笛の音色がこれまたクサさに拍車をかけている!!
まとめ
エクストリームでありながらも和のメロディに拘ったGYZEのシングルは聴く者の胸を抉り、哀しみの涙を流させる慟哭キラーチューン。
そのクオリティの高さは尋常じゃありません。
クサいメロディに溺れて中毒になりたい方は是非聴いてみて下さい!!
胸が熱くなること必至ですよ。