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・・・・・・・・・そんな訳だから、騙されたと思って一度劇場で観て欲しい。
出来れば、音響に拘りのある劇場で観るとベスト。
これはもう、劇場によって、全然違うというのが良く分かった。
特に、立川シネマの極上爆音上映は素晴らしいの一言に尽きる。
重低音でシートが振動!
爆音なのにクリアーなサウンド。
私は何度も自分が映画の中にいるような錯覚を覚えた。
体全体で感じるサウンドはまさに『ガルパン』向けと言えるだろう。
・・・・・・と言うわけで、『ガルパン』はいい。
とても良いものだ。
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でもな・・・。
4DXだけは止めておけ。
・・・・・・。
あれは・・・。
あれは・・・。
あれは、危険過ぎるッ!
あれは、悪魔の装置なんだ!
一度体験してしまったら、もう普通の日常には戻れない。
4DXに身も心も取り込まれてしまうのだ。
映像と完璧にシンクロした、各種効果の演出は確かに凄い迫力だ。映画と言うよりは、もはや、アトラクションと言っても過言ではない。特に『ガルパン』においては!
『ガルパン4DX』では2時間もの間、砲撃や着弾の衝撃と戦車の走りを全身で感じる。振り出す雨、吹き抜ける風。爆発と共に立ち込めるスモーク、フラッシュ! 入浴シーンではシャボン玉が舞い、良い香りが鼻腔を刺激する。
五感に訴えかける演出効果がもたらすのは戦車道の擬似体験。
いや、これはもうトリップだ!
最初はいいんだ。
最初はな!
4DXで観終わった後の爽快感と心地好い疲労感、そして充実感!!
俺は生きている!
これで明日からも生きていける!
『ガルパン』万歳!!
戦車道最高。
だが、数日経つと、虚しくなってくるのだ。
あの振動が無性に恋しくなる。
「俺は今戦車に乗っている!!」と思わせるような、あの振動を今すぐにでも味わいたくてしょうがなくなる。
もう止めよう、と私は思う。
そうだ。何回観れば気が済むんだ?
もう一人の自分も警告する。
分かった。もう止めるよ。
そう誓ったのに、気が付くとwebサイトで『ガルパン4DX』のチケットを予約している自分がいる・・・・・・。
もう、止められない。
もう、誰も俺を止められない。
そして、あの日も俺は劇場に足を運んだ。
3回目の4DXは、USシネマ千葉ニュータウン。
驚いたことに、以前利用したUSシネマちはら台よりも振動と揺れが激しかったのだ。
揺れの強弱のつけ方やメリハリもこちらの方が優れていると感じた。
スモークは、ちはら台の3倍くらい焚いていたんじゃないか!?
凄いぞ。
ただ終盤近くで、T28超重戦車を倒したダー様達聖グロリアーナ勢が行動不能に陥り、大学選抜チームに倒されてしまう場面で、直前にダー様の素敵で凛々しい顔のアップがあるのだが、それがスモークで殆ど見えなかったのには殺意すら覚えたが・・・。
入浴シーンで凄く良い匂いが漂ってきて、くら~っとなった。
『ガルパン4DX』はついに香りの演出も実装したのだな。
これが。
これが、夢にまで見た、女子高生のバスタイムの香りなのだな・・・。
そのように、先日の『ガルパン4DX』鑑賞もまさに至福であった。
しかし、あれから数日しか経っていないのにまたもや禁断症状が出現し始めたのだ。
ああ!
早く、あの振動に身を委ねたい!!
通常『ガルパン』も『ガルパン4DX』もいつまでも上映している訳ではない。
『ガルパン4DX』の上映が終了してしまったら、私はどうしたら良いのだろう?
身体が覚えてしまったあの振動は忘れられるものじゃない。
身も心も満たしてくれる『ガルパン4DX』の終了。
考えれば考えるほど、私はその恐怖に押し潰されてしまいそうになる。
だから私はまた劇場に足を運ぶ。
ガルパンはいいぞ、と呟きながら・・・・・・・・・。
(誰か助けてくれ)
USシネマ千葉ニュータウンにあった素敵なポップ。これはアニメ版を良く観ていないと作れないよな~。ほんと、いい仕事してます!!!