５年ほど前になりますが、日焼け止め対策にレッドラズベリーシード・オイルが効果的であるという記事をアップしたことがあります。昨日の時点でこの記事は削除しましたが、ここにはレッドラズベリーシード・オイルのSPF値は40程度あることを記した上で、使い方や保管の仕方などを載せていました。実際に私もUV対策としてこのオイルを2018年頃まで使っていました。その後、市販の日焼け止め（＜ニベアサン＞ウォータージェル）を併用するようになりました。理由はオイルは天然のものだからSPF値は安定していないだろうなと思ったからです。オイルを使い切った時点で完全に＜ニベアサン＞ウォータージェルに切り替え、こちらは現在も使用しています。市販の物に切り替えた理由は使用感が良くて、保管も楽だし、コスパも良かったからですかね。天然物に拘らなくなったこともあります。
昨日のこと。私が最近良く見ているかずのすけさんのYouTubeチャンネルをチェックしていたら、植物油脂を日焼け止めの代用に使うのは絶対にNGという内容の動画がアップされていました。タイトルを見ただけで「ドキッ」としました。
結論から言いますと、植物油脂を使った日焼け止めは百害あって一利なし！
動画やブログの内容をざっくりまとめると。
まず、植物油脂は安定性が低い（＝酸化しやすい）。
植物油脂に紫外線吸収作用があるのは事実らしいのですが、紫外線を吸収した時点で皮膚に塗った油脂が酸化反応を起こし、その反応自体が肌に有害なのだそうです。
市販の日焼け止めに入っている紫外線吸収剤は化学成分なのですが、紫外線を吸収しても、熱エネルギーなどに変換するという化学反応を起すので肌への負担は比較的少ないと。
また、オイルのSPF測定の仕方にも問題があるということでした。
と言う訳で、ラズベリーシード・オイルを日焼け止めとして使うのはNG！
かずのすけさんがブログ内で仰っていた、
「無害なケミカル」よりも「有害なナチュラル」に注意
絶対NG！「植物油脂」で日焼け対策？？何でもかんでも天然だから良いというわけじゃない | かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやきより引用
これがズシンと突き刺さりました。
現在でも調べてみると、ラズベリーシードオイルでUVケアを謳っているブログやショップはたくさんヒットします。私も科学的な根拠を調べずに、人づてに聞いて実践していたことを、メリット・デメリットも分からずに記事にしていました。私の記事を読んでUV対策にレッドラズベリーシード・オイルを使ってしまった人ももしかしたら居るかもしれません。読んだ人にお勧めするような、誤った情報を発信してしまい申し訳ありませんでした。
