以前、『バジリスク~桜花忍法帖~』は認めないという内容の記事を書きました。
この記事を書いた時はTVアニメ第1話を観た直後でした。
それから現在に至るまで、とりあえずは継続して観ています。
現在、8話まで放映されました。
ところで、第1話から5話までは主人公達がまだ子どもの時のエピソード。
八郎たちが幼少期の頃に起きた事件、つまり、今回の敵である成尋衆が甲賀と伊賀の精鋭たちを壊滅させたり、八郎と響が偶然にも未知の力である<桜花>を発現させてしまうことなど、物語の導入部分が描かれた、言わば序章になるのですが・・・。
悲しいかなこれが、まったく、さっぱり、盛り上がらないのですよ。
緊張感が無いって言うんですかね。
キャラクターの表情や台詞を逃さんと、手に汗握ってただただ画面に集中するということはありませんでした。
自分の中では、毎週観るたびに一番盛り上がってたのは、オープニングで陰陽座の「桜花忍法帖」を、エンディングで水樹奈々の「HOT BLOOD」を聴いた時だけでした!
あの2曲は何回聴いても熱くなるね!!
話を戻すと、ストーリーはいまいち時系列が分かりにくく、登場人物も多い上に、何をしたいのかがサッパリ分からないという・・・。
伊賀・甲賀対成尋衆といっても、そこに徳川秀忠とか家光とか忠長さん、など幕府サイドも絡んできて、それがまた作品を分かりにくくしている・・・。
こりゃ、原作読んでなきゃ分からんわ!!
・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。
いやいや、要は見せ方だと思うのですよ。
『バジリスク~甲賀忍法帖~』だって、登場人物多かったですし、幕府も絡んできたけど、個々のキャラクターが強烈だったし、それぞれの存在意義も動機目的もはっきりしているから難解に感じる部分は皆無でした。
このおさらいダイジェスト映像だと、まだ内容がまとまっているし、ナレーターが解説もしてくれるから凄く分かり易いね!!
で、序章に当たる5話までは半ば惰性で観ていたのですが、主人公たちが成人し、物語が大きく動き出す第6話からは面白くなってきました。
突っ込みどころはたくさんあるのですが、これまでのつまらなさに比べたら全然マシなので、今後も毎週観ようと思います。
そして、遅ればせながら先日漫画の方もKindle版で手に入れました。
注意!! 以下ネタバレあり。
・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。
全然ッ、違うじゃないの!!
アニメは小説を元に作られているようですが、
漫画はかなり大胆過ぎるアレンジが加えられていますね!
尺の都合かどうかは知りませんが、初代甲賀五宝連と伊賀五花撰は最初の段階でほぼ瞬殺ですから!!
響が成尋に身体をバラバラにされて、
(その状態であっても、伴天連の秘術とやらで生きてはいる!)、
結果的とは言え、
その身体のパーツを賭けて主人公サイドと成尋衆が各ステージで闘うなんて、
『キン肉マン』の<7人の悪魔超人編>のノリです!!
でも、ストーリー展開のテンポの良さといい、分かり易さといい、エンターテイメントとしてはこっちの方がいいですね。
かなり残酷でエグいシーンもありますが・・・。