BANG YOUR HEAD!! ~激しく頭を振りまくれ!~

水樹奈々と「まどマギ」が好きなメタラーです! 音楽、食べ物、アニメ・・・他、自分が感動したり良いと思ったことを書いていきます。         このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

【ライブレポート】水樹奈々 LIVE GATE 2018 Day7~ at 日本武道館(2018.1.21)



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水樹奈々の2018年の幕開けは日本武道館7Daysライブで始まった! 1月11日から始まったこのライブも、いよいよ最終日。しかも、この日は彼女の誕生日なのである! 幸運にも筆者はチケットを入手することが出来たのだが、残念ながらチケットが取れなかったファンは全国の映画館でライブビューイングという形でこの記念すべきライブに参加することが出来るようになっていた。この今回のライブはその名の通り、<GATE>がキーワードとなっている。これはライブの仕掛けともリンクしており、このライブが始まった初日の時点では、音の通り道である<GATE>が封鎖されてしまい、そこには7つの鍵がかかっていて、この鍵をライブ毎に1つずつ解除していくというストーリーが存在していた。鍵を解除するためには水樹奈々が共奏者と接触を図る必要がある。という訳で、日替わりでゲストが招かれており、水樹奈々と共演するというコーナーもあって、それは大いにファンの関心を引いた。果たして、最終日のゲストは――? 私にとっては久し振りの水樹奈々のライブ参戦である。武道館に来たのはいつ以来だろうか? ラッキーなことに、私の席であるスタンド1階南D列は丁度ステージを真正面に見据えた、最高に眺めの良い席だった。まず目に付いたのが、ステージ後方のやや高い位置にある<GATE>。勿論、水樹奈々はここから登場するのだろうが、それにしては<GATE>からステージまでのスロープの傾斜が急すぎるように見えた。この後、まさかの登場の仕方で、私は度肝を抜かれることになるのだが、この時点では全く予想していなかった。


定刻を少し過ぎた頃に場内が暗転。ペンライトの青い光の海が会場を包むのを見ると、不思議な安心感がある。と、同時に全力全開でライブに参戦するスイッチがONになる。モニターには恒例のライブの幕開けを飾るムービーが流れる。と、中央の<GATE>からバイクに跨った水樹奈々が颯爽と登場! ええええっ! ハーレー!? ライブではハーレーダビットソンに跨って登場するメタルゴッド、JUDAS PRIESTのロブ・ハルフォードばりの演出に、メタラーである筆者は悶絶! しかも、実際にこのバイクは、ハーレーダビットソンを改造した代物(いわく、ナナダビットソンとのこと)らしかった。それにしても凄い迫力である。


ちなみにこちらが、JUDAS PRIESTのロブ・ハルフォード氏。

 

1曲目は「Vitalization」! 会場は早くも熱気の渦に包まれる。この曲はサビの加速度具合が凄まじく、筆者はペンライトを振りつつ、頭も同時に振っていた! 水樹奈々のヴォーカルも絶好調。その後、間髪を入れずに「ROMANCER'S NEO」、「Sacred Force」と名曲を熱唱。実にドラマティックだ。MCではナナダビッドソンについて語っていたのだったが、残念ながらナナダビッドソンはここで退場・・・というか、撤去(泣)。雰囲気を変えて、アダルティなミディアムチューンである「Poison Lily」と「WAKE UP THE SOULS」を披露。ケニーとイタルビッチのツインギターはいつみても安定のカッコ良さがある。TVアニメ『バジリスク~桜花忍法帖~』のED曲でもある、新曲「HOOT BLOOD」では会場が赤色の光に包まれた。この和ロック、やはり名曲だ。この曲もギターがかなり、カッコいい。エンディングはケニーのエモーショナルなギターソロで締める。ここで、水樹奈々は1度ステージから姿を消す。

ライヴでは恒例のチェリーボーイズのコーナーが始まった。今回は<音楽刑事七係>。何故、刑事なのかと言えば、警視庁を表す隠語が桜田門で、その言葉の中に「門」すなわち、「GATE」があるからという! 『太陽にほえろ!』のようなムービーが楽しい。メンバー紹介では、各自が担当楽器をチェンジしてその腕を披露する、“チェンジボーイズ”も行われた。衣装替えを済ませた水樹奈々がステージに登場し、勢いのある「RUSH & DASH!」を歌う。やはりこういう元気一杯な曲も凄く楽しい。ライブでやるのは久し振りな気がする。

MCをはさんでの曲紹介の後に嬉しいサプライズが待っていた。「・・・では、次の曲聴いてください。『ファンタズム』」。しかし、聴こえてきた、キーボードが奏でるメロディは「Happy Birthday To You」!! 会場の皆で「Happy birthday to you~」と歌う中、「7」の形のバースデーケーキが登場すると、これには彼女も驚きを隠せず、感激一杯の表情を浮かべる。ライブ最終日がバースデーという、まさにスペシャルな夜を私達は皆共有していたのだ。

奈々ソンの王道を行く「蒼き光の果て」は昨年のファンクラブイベントでファンが決めた1曲だ。この曲が終わると、チームヨーダのメンバー紹介を兼ねたダンスコーナーへ突入。続く「GLORIA」はドラマティックなミッドチューンだが、何と今回はダンス曲に! 複雑なダンスを完璧にこなしながら唄う彼女はやはり凄い。次の「GUILTY」でも切れのあるダンスを披露。そして、生で聴く「Destiny's Prelude」はやはり感動的だ。この名曲をCD以上の完成度で再現してしまう水樹奈々とチェリーボーイズには感心してしまう。どこまでも綺麗に響いていく彼女の歌声にしばし浸っていた。続く「粋恋」も新曲で、美しくもひたすら切ないバラード。「HOT BLOOD」同様に、これもまた『バジリスク~桜花忍法帖~』のED曲。桜の花が舞う演出が実に美しかった。

さて、ここからムービーが流れる。封鎖された<GATE>を開放するために、共奏者と共に7つの鍵を開ける奈々。今夜遂に7つ目の鍵が開き、<GATE>が開放される! この日のスペシャルゲストはロックバンド、phatmans after schoolのヨシダタクミ氏。奈々ファンにとっては、「レイジーシンドローム」・「恋想花火」・「Rock Ride Riot」・「絶対的幸福論」の楽曲提供者としての方が有名か。水樹奈々が「生みの親に来て頂きました」と言い、2人で「レイジーシンドローム」を熱唱する。ヨシダタクミ氏は原曲キーでこの曲を唄い切り、飛び切りの笑顔を見せるも、実はかなり緊張していたらしい。そのようなことは微塵も感じさせずに完璧に唄いこなし、クールに去って行ったのが印象深かった。そして遂に7つの鍵が解除された! 私達が見守る中、スクリーンにはこれまでにゲストと共演した曲の頭文字が並んだ。すなわち、「アンビバレンス」の<A>、「Young Alive」の<Y>、「VIRGINE CODE」の<V>、「エデン」の<E>、「Orchestral Fantasia」の<O>、「Synchrogazer」の<S>、そして「レイジーシンドローム」の<L>である。この7文字が組み合わさって出来上がったワードは、「SAY LOVE」。<GATE>を開く鍵となるのは<愛>だった! おおっ、と感心していると、突然美しいピアノのメロディが流れてきた。それも良く知っているあのメロディである。「深愛」のイントロだ! もう完全に不意を突かれた形で、そのメロディと水樹奈々の情感たっぷりのヴォーカルが琴線を刺激するものだから、知らず知らず涙がこぼれた。<LIVE GATE>でこの曲を唄うのは今日が初めてのはずである。何と言う切ない歌声、そして表情なのだろう! 先日リリースされたベストアルバムに付属の映像ディスクで、彼女の歌声を科学的に分析するというものがあり、そこでもこの曲が取り上げられていた。「深愛」を唄う時の感情の込め方が尋常じゃなく、しかもそれが恐ろしいほどに歌声に反映されているのだから、それを聴くファンの心が揺さぶられるのは避けられないことなのだ。

感動に浸っている余韻を惜しむ間もなく、ライブは終盤に向けてのカウントダウンを開始すると、「TESTAMENT」の始まりだ。「深愛」という難易度マックスのバラードを熱唱した後に、超ハード&ヘヴィなこの曲を唄ってしまう水樹奈々はやはり怪物じみているなと改めて実感! これはもう超人の域じゃないだろうか。それにしても、凄過ぎる。「Rock Ride Riot」と「STARTING NOW!」で弾けた後は、「DISCOTHEQUE」で会場がピンク色に染まり、「CHU-LU CHU-LU CHU-LU PA-YA-PA~!」の大合唱が起こる! ドラマティックなナンバーもポップでキャッチーなナンバーも奈々色に染めてしまう彼女のライブは本当に楽しい! しかし、楽しい時間には必ず終わりがやって来るのだ! 水樹奈々は「重い扉を一緒に開いてくれますか? 僕らで時代とか変えてやろうぜ!」とファンに問いかける。最後の曲はそう、今回のライブのタイトルを飾るワードが含まれた、名曲「POWER GATE」。ファンの大合唱が武道館に響き渡った。

奈々コールに導かれて、彼女が再びステージ上に姿を現した。アンコール1曲目は永遠の名曲「ETERNAL BLAZE」。ステージでは炎が噴き上がり、会場はオレンジ色に染まった。続いて、これもファンクラブイベントで決まったセットリスト曲「天空のカナリア」が優雅にドラマティックに披露された。この後、ライブビューイング会場の1つと生中継を行うことになり、その中継先には彼女の故郷である愛媛県新居浜市にあるTOHOシネマズ新居浜が選ばれるというサプライズがあった。そこの客席には彼女の誕生日を祝う横断幕が掲げられており、何とも微笑ましい光景であった。アンコールラストは彼女が初めて作曲に挑戦した曲「SUPER GENERATION」で締め括った。改めてファンの皆に礼を述べ、新たな決意を語ると彼女はステージを後にした。

しかし、それでも客席からのコールは終わらない! 彼女は三度登場すると、再び「POWER GATE」を熱唱。これは、水樹奈々の、ファンへに対しての愛がたくさん詰まった、特別な「POWER GATE」だった。会場に居た皆の思いが一つになった「POWER GATE」にこんなにも感動したのは筆者だけではないはずだ。こうして、<LIVE GATE>は終了した。今回はバラードが少ないんだなとか、冬の定番ソングがセットリストになかったことが少し残念な気もしていたが、終わってみればそれは些細な問題だった。何しろ、彼女には数え切れない程のライブ映えする名曲があるのだから! この日、夏の全国ツアーが開催されることが告知された。歌を通して、彼女は今度はどこへ連れて行ってくれるのだろう? 何を見せてくれるのだろう。いずれにしても、水樹奈々はこれからも色々な<GATE>を開いて、私達に歌の可能性を見せてくれるだろう。彼女が<扉>を開いて行く限り、いつまでも応援したいと思った。


LIVE GATE 2018 Day7 セットリスト

(1)Vitalization
(2)ROMANCER'S NEO
(3)Sacred Force
(4)Poison Lily
(5)WAKE UP THE SOULS
(6)HOT BLOOD
(7)RUSH&DASH!
(8)ファンタズム
(9)蒼き光の果て
(10)GLORIA
(11)GUILTY
(12)Destiny's Prelude
(13)粋恋
(14)レイジーシンドローム(with ヨシダタクミ)
(15)深愛
(16)TESTAMENT
(17)Rock Ride Riot
(18)STARTING NOW!
(19)DISCOTHEQUE
(20)POWER GATE
-encore-
(21)ETERNAL BLAZE
(22)天空のカナリア
(23)SUPER GENERATION
-encore2-
(24)POWER GATE

 

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この音楽ナタリーのライブレポートは写真も多くていいですね! 
昨日の感動が甦ります!!



ライブ参戦のこぼれ話はコチラ!



「深愛」。改めてこの曲の素晴らしさを実感しましたね!

深愛

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おまけで(笑)メタルゴッドことロブ・ハルフォード率いるJUDAS PRIESTの「Hell Bent For Leather」。ロブはこの曲でハーレーに乗ってステージに登場するのです。

Hell Bent for Leather

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