3部作として描かれることになったアニメ版ゴジラ。
第1章『GODZILLA 怪獣惑星』に続く、第2章『GODZILLA 決戦機動増殖都市』が18日より公開中です!
第1章を観ていないと全くついていけませんので、あしからず。
まずは第1章を観てから!!
ネタバレなしの感想
まずはネタバレしない程度で感想を書いていきます。
一言で言えば、エグいなと。
人間・エクシフ・ビルサルドという異種族間の思想の違いや、主要キャラたちそれぞれの思惑の違いが交差することで生まれるドラマ。ある物質を手に入れたことにより、水を得た魚の如く大活躍(やがて暴走)するビルサルド族。後半は前作に続いて再びゴジラ対人型種族との闘いをエキサイティングに描きます。パワードスーツの進化系である<ヴァルチャー>という飛行型戦闘ロボットが超カッコいいです! ひょっとしたらゴジラを倒せるかもという、希望を持たせつつも最後の最後で観る者をエグいやり方で突き落とす!
その時になって、「ああ、これは虚淵作品だったんだな」ということを思い出すのです。前作に比べて、怪獣映画の要素はかなり減り、どちらかと言えばSF映画のテイストが濃い作品と言えるでしょう。キービジュアルに登場しているメカゴジラに期待している方も多いとは思うのですが、これは、おっと、これ以上は言えませんな(笑)
エンディングロールの後にメトフィエスがハルオに囁く一言「○○○」。それは予想通りではあるのですが、否応にも今年の秋に公開予定の第3章に期待は高まります! しかし、どうやってこの作品を終わらせるのでしょうか? 現在のところ、人類はゴジラに負け続けており、もうなす術も無くなってしまったのではないでしょうか。
注意!ここから先、ネタバレあります!
注意!ここから先、ネタバレあります!
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ネタバレありの感想
前作のラストで出現したゴジラ・アースにハルオたちの部隊は壊滅し、隊員たちは散り散りになってしまいます。ハルオも負傷し、気を失ってしまうのですが、目覚めるとそこは小屋のような場所。ハルオを助けてくれたのは<フツア>と呼ばれる、昆虫の遺伝子を受け継いだ人型種族でした。単なる人類の末裔という訳ではなさそう。フツア族の神もゴジラに敗れて、今は卵を残すのみ・・・。その後、ハルオは仲間たちと合流するのですが、ビルサルドはフツアが矢尻に使用しているのがナノメタルであることに気がつくと、そこから徐々に暴走を始めるのです。
キービジュアルで描かれたメカゴジラのヘッドパーツ。今回は遂にメカゴジラが起動するのか、ってワクワクしていたのですが、ちょっと違っていました。対ゴジラ決戦兵器として作られながらも、ゴジラの襲撃の際には起動せず、打ち捨てられていたメカゴジラ・・・。メカゴジラを構成しているナノメタルは2万年もの歳月をかけて増殖をし続けて、都市スケールにまでその範囲を広げていたのです。この都市が今回の闘いの舞台となるのです。つまり、メカゴジラシティ。ちなみに、ナノメタルというのはビルサルドの技術から生まれた自律思考金属体のことです。ナノレベルのコンピューターと一体化した金属で、周囲の物質と分子レベルで融合することが出来ます。ナノメタルを発見してからのビルサルドは水を得た魚の如くでしたね。メカゴジラシティを要塞化し、兵器を量産し、挙句の果てには自分たち自身をもナノメタル化してユニットに組み込んでしまうという! ナノメタルが万能過ぎます。パワードスーツをナノメタルコーティングして進化させた機体が、予告編でゴジラ相手に闘う<ヴァルチャー>なんですが、一撃離脱のシーンが凄くかっこいいです。実は、初めて予告編で<ヴァルチャー>を見た時、これがメカゴジラなのかと勝手に勘違いしていた私です。
人員も物資も乏しい中でもゴジラ打倒を叫ぶハルオはちょっと現実が見えてなくて、痛々しいのですが、ナノメタル発見後はハルオもビルサルド同様、己の使命を全うせんと、ユウコと共にゴジラを倒すべく死力を尽くします。ゴジラを倒す作戦は基本的に前作の内容にアレンジを加えたもの。ただ、今回ゴジラを罠に誘導するのは無数の空飛ぶ戦闘スクーターではなく、3機のヴァルチャー。これが実にかっこいいんだなあ。ヴァルチャーに乗るのは元々訓練をしていたユウコは当然として、ゴジラを仕留めるまでにはいくつかの工程を踏まねばならず、時々アクシデントが起こるのですが、それでも何とか最終段階まで辿り着き・・・。しかし、前回ゴジラ・フィリウスを倒した方法は今回のゴジラ・アースには効かなかった!! こうなったら、ヴァルチャーもろともゴジラに突っ込んで倒すんだと、ヴァルチャーに搭乗しているビルサルド人がナノメタル化! ユウコも強制的にナノメタルの侵食を受けてしまう! ハルオは? ハルオは何故かナノメタルの侵食は受けずにいました。おそらく、フツアの治療を受けた際に付けられた、燐粉のせいじゃないかな。ビルサルドとしては、ゴジラという途方もない存在に勝つには人のままでは決して勝てない、だから人を超えた存在にならねばという考え。ゴジラを倒すことに固執しているハルオになら理解してもらえると信じていた様子。でも、ハルオはそれじゃ意味がないと思っている訳です。あるべき人の姿でゴジラを倒さなければならないと。最後の段階になって、思想の違いによる仲間割れ。ハルオはナノメタルを支配しているコントロールルームを破壊するも、ナノメタルに侵食されていたユウコは帰らぬ人に!
なかなかのエグい展開に私はぼそりと呟きました。
「ウロブチだ・・・」
さて。
メトフィエスはハルオに告げました。
メトフィエスの母星を亡ぼした存在の名を。
「ギドラだ」
やっぱりきましたね。
ギドラ!
そして、フツア族が守っている卵はおそらくモスラ!
ここまで来たら、第3章はSFよりも怪獣映画って感じにして欲しいですね!!
『GODZILLA 星を喰う者』は2018年11月の公開予定!!
パンフレットです。設定資料が読みたくて購入しました。
メカゴジラの建造計画概要が載っています。作中では描かれなかったメカゴジラのデザインやら攻撃手段やら、その他諸々載っています。一度でいいから、メカゴジラが動くところを観たかった!!
次作の予告ビジュアル。ギドラはちゃんと怪獣として描かれるのであろうか?
ボトルキャップ買いました。熱線放射Verです!!