魔女とか言ってますが、今回は『まど☆マギ』とか『マギレコ』ネタではありません(笑)
昨日、仕事中にぎっくり腰になっちゃいました。急性腰痛症というやつです。人生2度目のぎっくり腰。前回は3年位前だったかなあ・・・。私は現在、デイサービス付きの介護施設で働いているのですが、昨日はある利用者の方に坐薬を入れる必要があり、その方を介助でベッドに寝せようとして、自分の腰をかがめた瞬間、「ピキッ!」。実際にそんな音はしなかったと思いますが、そんな感覚です。瞬時に「ヤバイ!やっちまった~」と理解出来ましたよ! ところが、どこかで「いや、まだ大丈夫なはず。今のは浅かった」などと、訳の分からないことを言い聞かせている自分。とにかく、とにかく腰を伸ばすんだ。痛みに耐えながら、空いているベッドに座りました。しかし、余りの痛みにそこから動けず! 最初の10分は様子を見ました。しかし何も変わらず。こういう時って、以外と誰も通りかからないのよね。他のスタッフはフロアの方に集まっていたみたいだし。しかし、10分過ぎて誰も来ないし、私も動けず、これは流石にまずいと思い、他のスタッフを呼びました。とりあえず同業者であるナースを呼びました。ナース! ナーースーー! 呼ばれてきたナースが見たのはベッドの端に座って動けなくて固まっている私の姿・・・。手短に事情を説明し、しばらく休ませてほしいことを伝えました。とにかく横になった方がいいので、仰向けになりました。余りの激痛に「うぎゃあああ」と奇声を発してしまう有様。
横になった私が考えたこと。この痛みだと今日は仕事はもう無理だな。でも、早退するにしてもまず歩けそうにない。病院にも行けない。それどころか、トイレにも行けない!! 今はまだ大丈夫だけど、トイレどうする!? これはまずい。早く、何とかしなくては。スマホで<ぎっくり腰の治し方>を調べました。
この動画で紹介されているストレッチ体操運動をダメ元で実施。少しずつですが、腰が楽になってきました。
ストレッチと休憩を繰り返しているうちに、何とかつかまり立ちが出来るまでには復活。ここまで約1時間。その間、徐々に尿意を感じてきました。歩行? とんでもない!! 痛くてまだ無理~。そんな時、スタッフが歩行器を調達してきてくれました。
こんなやつです!!
歩行器に身体を預けて、静かに静かに歩いてみました。普通に歩くと痛いので殆ど摺り足です。超スローな歩みでフロアを通過して事務所へ。施設長に早退の許可を貰いました。腰をやられた時に一番辛いのが、前かがみになれないことです。例えば、立った状態でテーブルの上の物を取ろうとしても無理なんですね。動かない! テーブルに近づき、取りたい物の高さまで腰を垂直に下ろしてからやっと取ることが出来ます。この時の私は靴の履き替えや着替えも不可能でした。こんなレベルでは家まで帰れそうにありませんでした。しかも外は雨! そこで、職場の車で送ってもらいました。マンションのエントランスから自宅玄関まではそろり、そろりとカニ歩きで移動。とにかく早くトイレに入りたいという一心で頑張りました。焦ると強烈な痛みが走るので、とにかく静かに移動です。いつもの何倍もの時間をかけて自宅に辿り着き、トイレに座った時の感動!! 家の中に居ても、立つのにも座るのにもどこかにつかまらないと出来ませんでしたし、その都度、奇声を発していました。何とかユニフォームを脱いで、寝巻きに着替えた後は痛み止めを飲んで、湿布を貼って安静にしていました。時々、ストレッチもして。
一夜明けました。昨日よりは僅かにましですが、それでもまだ激痛が走るし、前屈出来ないので、これでは仕事になりません。休みをもらいました。昨日はずっと摺り足のカニ歩きしか出来ませんでしたが、今日はスローではありますが普通に歩けます。腰に響きますけど。起きている間は、昨日妻に買ってきてもらった、この腰ベルトを装着しています。
ベルトで腰全体をホールドさせると、かなり楽ですね。これは軽い力でもベルトをしっかりと引き締めて固定できる優れモノです! 今後は仕事中は常にこれを着けようかなあ。
ところで、ぎっくり腰のことをドイツ語では<Hexenschuss>、<魔女の一撃>と呼んいます! 何の前触れもなく、突然襲ってくる強烈な痛みはなるほど、魔女の仕業ではないのかと考えたのも無理はありませんね。
さて、『マギレコ』でもしますかね。