洗練された音作りと正統派ヘヴィ・メタルへの歩み寄り
今日は2000年にリリースされた、CHILDREN OF BODOMの3rdアルバムを紹介します!
彼らの持ち味と言える叙情性・美メロへの拘り・攻撃性はそのままに、より洗練された音作りと正統派ヘヴィ・メタル寄りのアプローチにより、良い意味で聴き易くなった作品と言えるでしょう。
美しさを全面に押し出した、北欧出身ならではのメロデスが聴けます!
レビュー
CHILDREN OF BODOM 『Follow The Reaper』(2000年)
(1)Follow The Reaper
(2)Bodom After Midnight
(3)Children Of Decadence
(4)Everytime I Die
(5)Mask Of Sanity
(6)Taste Of My Scythe
(7)Hate Me! (re-recording)
(8)Northern Comfort
(9)Kissing The Shadows
-bonus-
(10)Shot In The Dark (OZZY OSBOURNE cover)
(11)Hellion (W.A.S.P. cover)
Produced by Peter Tägtgren
Alexi Laiho(vo/g)
Alexander Kuoppala(g)
Henkka Blacksmith(b)、
Jaska Raatikainen(ds)
Janne Wirman(key)
満足度:97%
プロデューサーにHYPOCRISYのピーター・テクレンを起用した本作は、これまでの作品に比べて、サウンドがよりシャープに洗練され、アグレッシヴな部分は保ちながらもより正統派メタルに近づいた作品となっています。様式美系旋律に時折顔を覗かせる、民謡フレーズも健在! ツイン・ギターとキーボードによるスリリングな絡みはいつ聴いてもゾクゾクしますね。特に今作ではヤンネのキーボードがこれでもか、と言わんばかりに縦横無尽に暴れまくっています!キラキラしたキーボードのメロディはいかにも北欧って感じ。
本作も名曲揃いのアルバムです。
先行シングルとしてリリースされた、(7)「Hate Me!」はキャッチーなリフが魅力的な名曲で、これは彼らの新境地!アルバムに収録されるにあたり、リ・レコーディングされています。
ボーナス・トラックのOZZY OSBOURNEとW.A.S.P.のカヴァーもハマってます!
「Follow The Reaper」
美メロ・哀メロ炸裂の名曲!ソロパートでのアレキシとヤンネの掛け合いに感動!
「Bodom After Midnight」
インストパートが超絶スリリング!
「Everytime I Die」
ミッドチューンにも名曲は多い。この曲の叙情メロディはあまりにもクサい!目を閉じればそこにはフィンランドの大地が・・・。
「Mask Of Sanity」
イントロのキラキラキーボードから名曲の予感!それは裏切られることはない!
「Hate Me!」
クサメロ&キャッチーなミッドチューン。