往年のサウンドが復活した作品
今日はCHILDREN OF BODOMの7thアルバムを紹介します。
本作は過去にSLAYERやHATEBREEDの作品を手掛けたアメリカ人プロデューサー、マット・ハイドを迎えて制作されました。
前作『Blooddrunk』は全体の完成度は悪くは無かったものの、個々の楽曲のキャッチーさや哀メロ成分が控えめで、彼らとしては印象が薄い作品になってしまいましたが、果たして今回は・・・?
レビュー
CHILDREN OF BODOM『Relentless Reckless Forever』(2011年)
(1)Not My Funeral
(2)Shovel Knockout
(3)Roundtrip To Hell and Back
(4)Pussyfoot Miss Suicide
(5)Relentless Reckless Forever
(6)Ugly
(7)Cry Of The Nihilist
(8)Was It Worth It?
(9)Northpole Throwdown
-bonus-
(10)Party All The Time(EDDI MURPHY cover)
(11)Angels Don't Kill (Live at Bloodstock)
(12)Every Time I Die(Live at Bloodstock)
Produced by Matt Hyde & CHILDREN OF BODOM
Alexi Laiho(vo/g)
Rope Latvala(g)
Henkka Blacksmith(b)
Jaska Raatikainen(ds)
Janne Wirman(key)
満足度:88%
1曲目の「Not My Funeral」はスラッシーなリフで幕を明け、ヤンネのキーボードが活躍し、メロディアスでキャッチーな展開が復活! そう、これがアルバム全体の完成度を物語っています。
続く(2)「Shovel Knockout」でもスリリングでエクストリームな展開の中にクサメロが光ります! ミッドチューンの(3)「Roundtrip To Hell and Back」は非常にメランコリック。(6)「Ugly」や(7)「Northpole Throwdown」といった疾走チューンも素直にカッコいい! どの曲にもカッコいいリフと印象的な美メロ・哀メロ、そしてフックがあります。
サウンド的には3rdや4thを混ぜて、そこに5thの味付けをしたような感じですね。彼らの場合、5thまでがとにかく強烈過ぎるので、それらの作品に埋もれてしまうのは仕方がないのですが本作も力作となっています。
「Shovel Knockout」
こんな展開を待ってました!!名曲!
「Was It Worth It?」
キャッチーなミッドチューン。