実は隠れた名作!
最近数年ぶりにDREAM THEATER(ドリーム・シアター)にハマってしまい、初期作品を聴き漁っている今日この頃。今日は彼らの記念すべきデビューアルバム『When Dream And Day Unite』を紹介したいと思います。この次の2nd アルバム『Images And Words』が超名盤過ぎるせいか、このデビューアルバムの存在感は忘れ去られがちなのですが、これはこれで隠れた名盤なのです!
MAJESTY
ここで彼らのデビューまでの足取りを簡単に説明しますと、ボストン市にあるバークリー音楽院に通っていた、ジョン・ペトルーシ(g)、ジョン・マイアング(b)、そしてマイク・ポートノイ(ds)の3人にキーボーディストのケヴィン・ムーア(key)が参加して4人編成のバンドとして活動を開始します。1985年のことでした。
翌1986年、ヴォーカリストとしてクリス・コリンズを迎え、MAJESTYという名前でデモ音源の制作を行っていたが、声域の狭さを理由にクリスは解雇されます。1987年にデビュー・アルバムでも歌っているチャーリー・ドミニシが加入。アルバム制作を開始します。
ところが、デビュー直前に同名のバンドが既に存在していることが発覚し、バンド名にMAJESTYは使えないことに。そんな時、マーク・ポートノイの父親が"DREAM THEATER"というバンド名を提案し、バンドはそれを採用。ちなみに、ポートノイの父親の住む街にある同名の映画館がその由来であるようです。
レビュー
DREAM THEATER『When Dream And Day Unite』(1989年)
(1)A Fortune In Lies
(2)Status Seeker
(3)Ytse Jam
(4)The Killing Hand
(5)Light Fuse And Get Away
(6)Afterlifere
(7)The Ones Who Help To Set The Sun
(8)Only A Matter Of Time
Produced by Terry Date、 Steve Sinclair and DREAM THEATER
Charlie Dominici(vo)
John Petrucci(g)
John Myung(b)
Kevin Moore(key)
Mike Portnoy(ds)
デビュー当時から「RUSH meets METALLICA」と形容されていましたね。RUSHは分かるんですが、「METALLICA要素はどこに?」って感じです。ま、これはプログレッシヴ・ロックにメタルの要素を取り入れたという意味で使っていると思われるのですがちょっと乱暴な表現ですね。(METALLICAに影響されたであろう楽曲は3rd以降発表されていきます)
当時ラジオで聴いた「Afterlife」の疾走感と中間部のユニゾンの衝撃が忘れられず、アルバムを購入したのですが、大仰なイントロからテクニカルに疾走していく1曲目の「A Fortune In Lies」にノックダウンされました。ポップでキャッチーな「Status Seeker」、ドラマティックな大作「The Killing Hand」、ケヴィン・ムーアの流麗なキーボードによる哀メロをたっぷりとフィーチュアしたエンディングの「Only A Matter Of Time」・・・!最初から最後までとにかくスリリング過ぎる! 「Ytse Jam」はバンドの緊迫感溢れるプレイが激しく火花を散らすHM史上に残るインストの名曲。
超絶技巧でメロディアス、曲によっては様式美的な展開も見せつつ、キャッチーさもあって、捨て曲なしの名盤と言えるでしょう。何と言っても聴きやすい! 現ヴォーカリストのジェイムズ・ラブリエに比べるとチャーリー・ドミニシのヴォーカルは細く表現力という点でも及ばずと言ったところですが、彼の透明感のあるヴォーカルはこのアルバムではかなり健闘していると言えます。
彼らは次作以降、少しずつルーツを開示しながら進化と深化を繰り返していくのですが、チャーリー・ドミニシが解雇され、レーベルとのトラブル等が重なり、しばらくの間シーンから姿を消すことになります。
「A Fortune In Lies」
2012年のライヴなのでドラムはマイク・マンジーニ氏でキーボードはジョーダン・ルーデス氏です。曲めっちゃかっこいい!
「Ytse Jam」
1993年のライヴ・イン・トーキョー!わ、若い!!そういや、この頃ジョン・ペトルーシはピカソギター使ってました。懐かしいです。

