8月4日公開予定の、実写版『ジョジョ』。
遂に予告編が解禁された・・・。
どうやら予告編にはスタンドも登場しているらしい。公式のキービジュアルで俳優さん達がジョジョ立ちしてないとか、衣装が安っぽいとか、原作で2番目に長い<第4部>をやる尺は足りるのか等、不安要素は尽きない。そもそも、何で第4部のアニメが完結してから同じ内容を実写でやるのか!? いっそのこと、外伝にすればいいのにとも思う。ただ、それでも密かに期待していることがあって、それはスタンド・バトルだ。CGで再現されたスタンド同士のバトル! 例え、脚本や設定が破綻していたとしても、CGで描かれたスタンドがかっこよく動いていれば、まだ少しは救われるというもの。そこで、「いっちょ確認してみるか!!」という思いで、期待に胸を膨らませながらYoutubeで予告編を観た。
あれ?
スタンドは・・・?
スタンドどこ!?
ああ、そうだ。
水のスタンド、<アクアネックレス>。
それだけ?
ジョジョファンが見たいのは主人公東方仗助のスタンド<クレイジーダイヤモンド>のドラララ~のラッシュじゃないの!? とにかく、スタンドの出来が気になっているんだから。だって、予告編だよ。ここで出し惜しみしちゃ駄目でしょ。ついでに言えば、ジョジョを知らない人にもスタンドで興味を持ってもらわないと。予告編を見る人ってのは、ちょっとはその作品に興味があるわけだから。コスプレ感がハンパないヤンキー映画みたいだけど、スタンドってカッコいいからとりあえず見てみようかなって思わせないと。スタンドのCGが間に合わなかったのかなぁ・・・。人型のスタンドをCGで動かすのって大変な予算と労力がかかりそうだよね。
・・・と、ここで重大なことに気がつく。
予告編を見た時のある違和感。
冒頭の世界驚愕杜王町がどーみてもスペインの街並みだったり、広瀬康一君が転校生だったり、山岸由花子が最初から康一君に積極的だったり、設定では28歳のはずの承太郎が老けていたり、と沢山の違和感があるのですが、最も重大なのはこれ。
スタンドの定義が変えられている!?
スタンドとはパワーを持った像(ヴィジョン)なのですが、
予告編では
スタンドとは「生命エネルギーが作り出すパワー」などと語られています。
ヴィジョン何処行った!?
まさか?
いや、そんな馬鹿なッ!?
私は今恐ろしいことに気がついてしまった。
スタンドはスタンド使いにしか見えないという設定。
その手があったか~!!
スタンドはスタンド使いにしか見えない。どうせ、普通の人には見えないんだから、スクリーンに登場させる必要もない、とか考えてませんよね? これはある意味凄い開き直りというか、発想の転換だけど、作る側にしてみれば敢えてスタンドを描かないことで回避できるリスクもある。中途半端なCGで再現してもそれはそれで批判の対象になるでしょう。だったら、最初からスタンドは出さないと! 予算削減にもなるしね! 予告編に映っていたアクアネックレスだって、あれは水と同化して攻撃しているシーンだからね。物質と同化しているスタンドならシーンによっては描くけど、人型スタンドは出さないよと。そんなこと考えてませんよね!?
いやいやいやいや。
まさかね~(笑)
今回は残念ながらCGが間に合わなかっただけなんですよね。現在製作中で、予告編第2弾にはちゃんとスタンドが登場するんですよね。<クレイジーダイヤモンド>も、<スタープラチナ>も<エコーズ>も<ザ・ハンド>も<バッドカンパニー>も!! とにかく早く、動く<クレイジーダイヤモンド>の勇姿を見せてくれいッ!!
攻撃対象者の口から体内へと侵入する<アクアネックレス>。
1枚目を良く見ると、スタンドの両手と頭がある!?
映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』予告編より。