今回も凄いぞLOVEBITES!
管理人一押しのガールズメタルバンド、LOVEBITESがこの度ミニアルバムをリリースしました!
昨年、1stアルバム『Awaking From Abyss』をリリースした後は国内でのライヴをはじめ、イギリス公演も敢行。
今年の夏には世界最大級のメタル・フェスであるドイツのWacken Open AirとイギリスのBloodstock Open Airへの出演も決まっているようです。
曲作りの上手さに関してはデビューアルバムで既に証明済みなので、心配はしていませんでしたが、今回も凄いミニアルバムを作ってくれました!
今後も精進あるのみです!
海外のライヴでどんどん経験値を上げていって欲しいですね。
入ってたステッカー。びみょーだな(笑)
レビュー
LOVEBITES『Battle Against Damnation』(2018年)
(1)The Crusade
(2)Break The Wall
(3)Above The Black Sea
(4)Under The Red Sky
Produced by Steve Jacobs
asami(vo)、midori(g)、miyako(g / key)、miho(b)、haruna(ds)
お気に入り度:
★★★★★ ★★★★☆(9.5/10)
(1)The Crusade
ツインリードのメロディアスなリフが炸裂する、攻撃的なファストチューン。
そう! これはまさしく、IRON MAIDENの「Aces High」のオマージュ!
とにかくカッコいい仕上がりです。
asamiさんのヴォーカルも更に進化していますね。
(2)Break The Wall
ゴリゴリでソリッドなリフを刻みまくる、LOVEBITES流スラッシュメタル!
間奏部分で突然曲調が静かに緩やかになり、ゲイリー・ムーアを意識したというmiyako嬢の泣きのギターが奏でられるところなんて、物凄くドラマティックで、METALLICAの「Master Of Puppets」の中間部分の静寂パートを思い出してしまいました。
(3)Above The Black Sea
叙情的なmiyako嬢のソロで幕を開け、そこから曲調が一転してヘヴィなリフで突き進んでいくミッドチューンなのですが、クラシカルな要素も随所に散りばめられています。
miyako嬢はロシアの作曲家ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」のテーマを元にこの曲を作ったとのだとか!
サビメロのクサさがたまりませんな。
(4)Under The Red Sky
Mao氏作曲。
前の「Above The Black Sea」と対になる曲で、こちらもラフマニノフをテーマにしており、よりクラシカルでドラマティックな大作となっています。
疾走するサビメロがこれまたクサいな~(笑)
重厚な雰囲気の間奏部分では中近東フレーズも顔を出します。
壮大なエンディングは実に感動的で、きっとライヴでは大合唱なんだろうなあ。
まとめ
やはりLOVEBITESは凄い! あくまで正統派ヘヴィメタルに拘った楽曲に好感が持てます。しかも、そのクオリティは期待を裏切りません! ファンは必聴です。しかも、現在彼女たちが製作中の2ndアルバムには今回のミニアルバムの曲は入らないそうなので、気になっている人はすぐに買いましょう(笑) そして、正統派Heavy Metalファンにとっても間違いなく買いの1枚と言えるでしょう。サウンド面に関してはこれまで同様にスティーヴ・ヤコブズがプロデュースを、ミキシングをミッコ・カルミラ、マスタリングをミカ・ユッシラがそれぞれ手掛けており、バンドとの相性も良く、そのシャープでキレのあるサウンドに安心して身を委ねることが出来ます。このまま良い曲をたくさん書いて、ライヴの経験をどんどん積んでいって欲しいですね。日本よりも海外で突然化けそう!!