喜多村英梨さんのニューシングル『arcadia†paroniria』です。シンフォニックメタルっぽい曲だったので、前々からチェックしていたのですが、体調不良の中スルーしてしまい、さっき思い出して慌てて購入。今回は配信でゲットしました。で、調べたら、このシングルの前にもう一枚、『DiVE to GiG - K - AiM』という作品が出ているんですね。後で購入します。
喜多村英梨『arcadia † paroniria』(2017年)
(1)arcadia † paroniria
(2)TiCKTACK
(3)EDEN(通常盤にのみ収録)
初回限定盤には「arcadia†paroniria」のPVとメイキングを収録したDVDが付属。
お気に入り度:
★★★★★ ★★★★(9/10)
(1)arcadia † paroniria
最高!!! ヴァイオリンの物悲しい音色で幕を開け、突然、ハードなギターリフで疾走開始! ストリングスも大々的にフィーチュアしたそのサウンドは、まさにシンフォニック・メタルのそれ! チャーチオルガンや混声合唱といった、ゴシカルな要素もあります。メタル色もかなり強く、テクニカルな間奏パートを挟んで炸裂していくギターソロや随所で聴かれるブラストビート、そしてうねりまくるベースが聴き所! 時に熱を帯び、時に気だるい雰囲気を放つキタエリ嬢の歌声も◎!!
(2)TiCKTACK
ピアノやホーンセクションが大活躍の、飛び跳ねるようなジャージーな曲にびっくり! しかも物凄く、クオリティが高いです。こういう曲でもキタエリさんのヴォーカルはしっくりきますね!
(3)EDEN
ラストはシンフォニックな疾走チューン! 音作りはメタル! この曲に限らず、今回の作品は楽器の音がクリアで、特にドラムの音が非常に良い状態で録音されていて感心しました。リズムチェンジしてからやってくる展開がもろメタルで、ヘヴィなリフに続いて、ヘッドバンガーのための疾走パートもあります!
内容が濃くて、とても聴き応えのあるシングルです。ポップな曲もいいけれど、でも、やっぱりメタル路線が一番しっくりくるのかな? 彼女、UNSUNやWITHIN TEMPTATION、NIGHTWISHなどの北欧メタルを良く聴くらしいし。今後もメタルな曲を作っていって欲しいなと思います。これからのキタエリ嬢の活動にも目が(耳が!)離せませんね。