ヘルアウェイイイイツ!!
スラッシャーの皆様今晩は。
Hiroです。
今日は、SLAYERの2ndアルバム『Hell Awaits』を紹介します!!
この作品は衝撃的なデビュー・アルバムと歴史的名盤の3rdアルバムの間にあって、SLAYERのカタログの中ではその存在が埋もれてしまっているような印象があります。(え? そんなことはないって!?)
おどろおどろしいアルバム・ジャケットは見たことがあるけど、まだその音を聴いたことがないという方も結構いるのではないでしょうか。
曲の複雑化と大作志向がこの作品を取っ付き難くしているのかも知れません。
これほどコアでマニアックな作品でありながら、<暴力的でダークで猟奇的な>サンド・歌詞・アートワークが三位一体となって聴き手に襲い掛かり、暗黒世界の深淵を覗かせる・・・!
後のデス・メタル / ブラック・メタル勢に与えた影響は計り知れないものがあったことでしょう。
気になった方は是非、チェックしてみて下さい!!
レビュー
SLAYER『Hell Awaits』(1985年)
(1)Hell Awaits
(2)Kill Again
(3)At Dawn They Sleep
(4)Praise Of Death
(5)Necrophiliac
(6)Crypts Of Eternity
(7)Hardening Of The Arteries
Produced by Brian Slagel& SLAYER
Tom Araya(vo/b)、Jeff Hanneman(g)、Kerry King(g)、Dave Lombardo(ds)
お気に入り度:
★★★★★ ★★★(8/10)
実は意外と聴き易い作りだったデビュー作から一転!
禍々しいアルバム・ジャケットをそのまま音にしたかのような、暗黒サウンド全開のスラッシュ・アルバムで、デス・メタルやブラック・メタルに通じるものも垣間見えます。
アルバム全体をおどろおどろしい空気が覆い、楽曲はより複雑になり、全7曲中3曲が6分超えという大作志向の作品。
オープニングを飾るタイトル・トラック「Hell Awaits」からして大作で、地獄から悪魔を召喚するような不気味な呪文ヴォイスで始まり、重厚で禍々しいリフから一気に爆走していく様はある意味芸術的とも言えます。
<Hell Awaits>
リフまたリフの応酬で疾走し、SLAYER節を構築していく(2)「Kill Again」、曲のテンポが次々と変わっていく(3)「At Dawn They Sleep」などドラマティックな曲展開もたまりませんし、純粋にスラッシュ・メタルの魅力が凝縮された(4)「Praise Of Death」(5)「Necrophiliac」も素晴らしい出来映え!!
<At Dawn They Sleep>
<Necrophiliac>