今日は百合をテーマに扱う同人音楽ユニットゆきほたるが先日のM3にて発表した2ndシングル『ユリノカゴ』を紹介します。
最近はずっと聴きまくっています。
レビュー
ゆきほたる『ユリノカゴ』(2018年)
(1)刻薄の旋律
(2)誓約の朱
(3)鏡の檻
(4)斑の純潔
悠季(vo)、kukuri/蛍(vo)、Yu(composer)
お気に入り度:
★★★★★ ★★★★(9/10)
前作のテーマは百合心中でしたが、今作のテーマは、
「主人公の女の子二人が二人だけの世界を創るためにほかの人をみんな〇す」 公式サイトより引用
!!!!!!
・・・・・・ということで、心中を扱い、内に向かう沈み込むような暗さがあった前作に比べると、今回のシングルに収録されている楽曲は、百合百合しつつも、外に向けて放出されるエネルギーを感じます! ゆめみつき氏のイラストによるジャケ絵も素敵ですね。前作のジャケットは黒でしたが、今回は反対に白を基調としているのも面白いと思います。
(1)刻薄の旋律
ショパンの名曲「遺作」をオマージュした、ピアノの儚げなメロディと美しいコーラスが静かに響き渡るインスト。
背後で浮遊しているエレクトロニクスサウンドがどこか不気味・・・。
(2)誓約の朱
ピアノの調べで始まり、パイプオルガンとバンドが疾走開始!
とにかくリフがカッコいい曲です。
二人の愛を邪魔する者は消し去ってしまおう、という内容の曲なので、当然殺る気に満ちています(笑)
それでいて、サビはかっこ良くもあり、同時にどこか悲しげ・・・。
ラストに登場するエフェクトヴォイスの語りといい、パイプオルガンの響きで終わる曲構成も最高です!
(3)鏡の檻
ヘヴィなバンドサウンドによるイントロがクール!
その後は緩急をつけながら複雑に展開していきます。
うねるベースが心地いいなあ。
後半、急に歌メロが切なくなって、ドラマティックになります!
(4)斑の純潔
美しい・・・!
歌詞もメロディも切なくて儚い名曲です。
特にサビの歌メロが素晴らしく、聴き入ってしまいます。
また、間奏のピアノソロの美しさや、曲の余韻を残していくエンディングのギターソロも聴き所です。
この二人の主人公は今後どうなるのかな・・・と色々妄想してしまったり。
気になった方は是非、試聴動画をチェックしてみて下さいね!!
気が早いと言われそうですが、早くも次作が楽しみです。
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