『君の名は。』のサントラが凄く良い！！
映画を２回観た後、気がついたらiTunesストアでサントラを購入していました（笑）
とにかくね、曲がいいんですよ。ヴォーカル入りのも、インストのも。特にインストはメロディが素晴らしいですね。総じて、ピアノやストリングスをフィーチュアした曲は良いです。
この素晴らしいサントラを手掛けたのは、ロックバンドRADWIMPS。私はこの映画を観るまで、彼らのことは全然知りませんでした。「前前前世」はラジオでも良く流れていたので、曲は耳に残っていましたが。このサントラは殆どの曲をギター/ヴォーカル担当の野田洋次郎氏が手掛けています。彼の作曲センスは素晴らしいですね。美しくも切ない映画の世界観を彩るインスト曲とヴォーカル曲がこのサントラにはたくさん詰まっています。
なお、このサントラの曲順は映画のストーリー順にもなっており、聴いていくうちに映画のあの名シーンが脳裏に甦ってくること必至！！ 映画を観て満足した方は是非、本作も聴いてみて下さい。
レビュー及びお薦め曲
RADWIMPS『君の名は。』（2016年）
（1）夢灯籠（2）三葉の通学（3）糸守高校（4）はじめての、東京（5）憧れカフェ（6）奥寺先輩のテーマ（7）ふたりの異変（8）前前前世 (movie ver.)（9）御神体（10）デート（11）秋祭り（12）記憶を呼び起こす瀧（13）飛騨探訪（14）消えた町（15）図書館（16）旅館の夜（17）御神体へ再び（18）口噛み酒トリップ（19）作戦会議（20）町長説得（21）三葉のテーマ（22）見えないふたり（23）かたわれ時（24）スパークル (movie ver.)（25）デート2（26）なんでもないや (movie edit.)（27）なんでもないや (movie ver.)
RADWIMPS： 野田洋次郎（vo/g）、桑原彰（g）、武田祐介（b）、山口智史（ds）
注：山口氏は本作には不参加。
お気に入り度：
★★★★★ ★★★☆（8.5/10）
久々に充実したサントラを聴いた気がします。サントラとは言え、１曲１曲の完成度が高いのです。特に、メロディが優れていますね。はっきり言って、全部良いです（笑）。全部聴いている余裕が無いよって人は最低限、ヴォーカル曲はチェックしておきましょう。後、インストもどれも素晴らしいものばかりですけど、今回は私が特に気に入っている曲をピックアップしてみました。御参考になれば幸いかと！
（1）「夢灯籠」
映画のOP曲。ヴォーカル入りのアコギで始まり、Aメロの終わりと共にハードでメロディアスなギターリフが雪崩れ込んできます！ 緊張感。そして、これから始まる物語への期待感。このギターはカッコいいなあ！
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（2）三葉の通学
ストリングスとアコギ、フルートによる牧歌的なインスト。癒される。
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（4）はじめての、東京
ピアノに導かれ、ストリングスの壮大なメロディ。穏やかな時が流れる。
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（6）奥寺先輩のテーマ
アコギによる穏やかなインスト。切ないメロディが心に染み入る。
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（7）ふたりの異変
これは、劇場で最初に耳にした時から気になっていたアップテンポなインストです！ 乾いたギター、アコギ、そしてバンドサウンドが心地良い。
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（8）前前前世（movie ver.）
予告編でも使われていたから、これがOPテーマかと思ってました！ 「ふたりの異変」の終わりからの繋がりも最高！ イントロから熱いギターフレーズが炸裂！ アップテンポでカッコ良くてキャッチーなロックです。感情表現豊かなヴォーカルといい、印象的なギターのフレーズといい、リズミカルに動き回るベースラインといい、文句ありませんな。“wow～”からの盛り上がり方も劇的。
MVは途中からかなりシュールな展開を見せます・・・！
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（9）御神体
神秘的で美しい、ストリングスのインスト。どこか凛とした雰囲気もあり。
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（11）秋祭り
切ないピアノのメロディが心に染み入ります。後半はストリングスが入りドラマティックに盛り上げる！
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（12）記憶を呼び起こす瀧
ナイロンギターの響きが美しい曲です。途中から合流してくるストリングスと打ち込みサウンドが不穏な雰囲気を醸し出しています。
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（15）図書館
暗いSEやシンセ音をバックにピアノの音が物悲しく響く・・・！
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（17）御神体へ再び
緊迫した雰囲気の中、不穏に奏でられるピアノとストリングス。三葉を求めて宮水神社の御神体を目指す瀧の不安な心情を的確に表現しています。
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（19）作戦会議
バンドサウンドによるアップテンポなインスト。カッコいい曲です。短いですが、かなり実験的な音作りになっていますね。
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（21）三葉のテーマ
ピアノの優しい音色が切なく響く、綺麗なインスト。途中からストリングスが入り、泣きのメロディを奏でます。なるほど、これは確かに三葉のテーマに相応しいです。
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（23）かたわれ時
あー、これはもう情景が浮かんで来ますね。黄昏の中で出会う三葉と瀧。美しいメロディを奏でるピアノと、それを盛り上げるストリングス。とにかく素敵なインストが多いサントラです。
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（24）スパークル（movie ver.）
何と９分近い大作！ 何回も繰り返される、ピアノの印象的なメロディに導かれてヴォーカルが入ります。Aメロが３コーラス。２コーラス終わるとバンドが入り、力強いBメロへと引き継ぎます。約４分に渡って繰り広げられる長い間奏パートは少しずつ表情を変えながらクライマックスに向かって、徐々に徐々に盛り上がるッ！！ そしてフェードアウトして、今度はフェードインからのCメロ。エンディングに向けて、壮大なストリングスアレンジと共に歌われるサビ。素晴らしい！！ 天空に輝くティアマト彗星と降り注ぐその破片が目に浮かぶようです！！ まあ、劇伴とは言え、ヴォーカル入りの曲で９分の大作を喜んでいる私がマニアックなのは認めます。
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（27）なんでもないや（movie ver.）
映画のエンドロールで流れるパワーバラード風の名曲。最後にこの曲を聴くと、映画の名シーンと感動が甦りますね。
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いかがでしたか？ ちょっとピックアップし過ぎましたね（笑） 気になる曲はありましたか？ 映画のBlu-rayが出るまではこのアルバムを聴いて、心に残ったシーンに思いを馳せましょう！！
