X「Vanishing Vision」(1988年)
(1)Dear Loser
(2)Vanishing Love
(3)Phantom Of Guilt
(4)Sadistic Desire
(5)Give Me A Pleasure
(6)I'll Kill You
(7)Alive
(8)Kurenai
(9)Un-finished...
TOSHI(vo)、HIDE(g)、PATA(g)、TAIJI(b)、YOSHIKI(dr/piano)、
87点
Hiroです!
今日は突然、無性に聴きたくなった、Xのインディーズ時代のアルバムを紹介します。
Xと言うのは、勿論あのX JAPANのことです。
彼らは1992年にX JAPANと改名するまでは、Xとして活動をしていました。
彼らの音楽に触れたのはまだメタルを聴き始めて1年目の高校生の時。
このCDを見て、「酷ぇジャケットだな!」と思ったものです(苦笑)
そして裏ジャケットのメンバーのツンツンヘアやメイクのヴィジュアルにも衝撃的でした!!
インディーズであり、予算の都合もあるのでしょう。
正直、音はあまり良いとは言えません。
ですが、その内容たるやメタラー必聴の作品です。
アルバムはダークでドラマティックなイントロ(1)「Dear Loser」で幕を開け、スラッシーな疾走キラーチューン(2)「Vanishing Love」へと雪崩れ込むッ! YOSHIKIの滅茶苦茶激しくハイスピードなドラム、TAIJIのテクニカルなベース、HIDEとPATAによる高速リフとツインリードと言った、Xの魅力が凝縮されています。TOSHIのヴォーカルは特に高音が聴き苦しいと感じる時もありますが、それを上回る楽曲のカッコ良さ! この曲に限らず、例えば(6)「I'll Kill You」も怒涛の最速スラッシュチューンなのですが、実はパンキッシュな面も持ち合わせています。
恐るべき速さと激しさ!
なのに、何でこんなに切ない歌メロが乗るんだ!?
(7)「Alive」は8分以上もあるパワーバラード風の大作で、イントロの部分でベートーヴェンの有名な『月光』のフレーズが使われています。美しくも激しく、そして混沌としていますね。途中、プログレっぽくなります。名曲!
(8)「Kurenai」は名曲「紅」のオリジナルヴァージョンで、こちらは全て英詞。
この曲のツインリードの展開はまさにジャーマンパワーメタルって感じ!
曲の基本的な部分はリメイク版と変わらないです。
HIDEによる(4)「Sadistic Desire」は猟奇的な歌詞とは対照的にリフが超キャッチーなハードロックの名曲。
メインソングライターはYOSHIKIで、その作曲センスは当時から天才的!
おまけに、ドラマーでありながらピアニストでもある!!
凄いアーティストが現れたと思い、気が付くと、YOSHIKIに惚れていました・・・。
CDを聴けば聴くほど、自分にとって、YOSHIKI率いるXは特別な存在となったのでした。
1998年のライヴ映像!! 凄ぇ~若い!! 当時はまだ一部のマニアの間だけで知ら存在だった彼らが、この数年後には東京ドーム公演を行い、日本中の誰もが知る存在になるなんて一体誰が想像したでしょうか?
当時のライヴシーンが見れるってだけでも、感動モノ。今は亡きHIDEとTAIJIの楽しそうな姿を見るだけでも、泣けてきます。
- アーティスト: X,X JAPAN,YOSHIKI,TOSHI
- 出版社/メーカー: エクスタシー
- 発売日: 1989/10/15
- メディア: CD
- 購入: 3人 クリック: 4回
- この商品を含むブログ (2件) を見る