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水樹奈々と「まどマギ」が好きなメタラーです! 音楽、食べ物、アニメ・・・他、自分が感動したり良いと思ったことを書いていきます。         このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

UNISONIC『Live In Wacken』レビュー



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UNISONIC、初のライヴアルバム!

 

久々にメタルCDのレビューです!!

今日は元HELLOWEENのカイ・ハンセンとマイケル・キスクを擁するスーパーバンド、UNISONICの初のライヴアルバム、『Live In Wacken』を紹介します!

UNISONICももう、デビューしてから5年になるのかあ。

それはつまり、マイケルがメタルシンガーとしてシーンに復帰してから5年経つということ。

しかも、今年の後半から来年にかけて、カイ・ハンセンとマイケル・キスクはHELLOWEENのワールドツアーに参加するのだから往年のファンにとってはまさに夢のような出来事が待っているという訳です!!

と言うことは、UNISONICの活動はしばらくの間、少なくともHELLOWEENの<Pumpkins United World Tour>が終わるまでは停止せざるを得ないでしょう。

このライヴアルバムはUNISONICからファンへのプレゼントみたいなものかな。

ミュージシャンからの引退を発表したドラマーのコスタ・ツァフィリオにとっては、このヴァッケンでのライヴが最後のステージとなりました。

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レビュー


UNISONIC『Live In Wacken』(2017年)

CD
(1)Venite 2.0
(2)For The Kingdom
(3)Exceptional
(4)My Sanctuary
(5)King For A Day
(6)A Little Time
(7)Your Time Has Come
(8)When The Deed Is Done
(9)Star Rider
(10)Throne Of The Dawn
(11)March Of Time
(12)Unisonic
(13)We Rise

DVD
(1)For The Kingdom
(2)Exceptional
(3)Your Time Has Come
(4)When The Deed Is Done
(5)March Of Time
(6)Unisonic

Produced by Dennis Ward

Michael Kiske(vo)、Kai Hansen(g)、Mandy Meyer(g)、Dennis Ward(b)、Kosta Zafiriou(ds)

お気に入り度:
★★★★★ ★★★★(9/10)

 

ドイツで毎年行われている世界最大級のメタルフェス、<ヴァッケン・オープン・エア>に2016年に出演した時の模様を収録したライヴアルバムです。


イントロダクションに続く疾走チューン「For The Kingdom」でメタラーの心をガッチリと鷲掴み! マイケル・キスクの伸びやかなハイトーンヴォーカルが凄まじ過ぎて鳥肌が立ちました。ライヴでこれだけ歌える、しかも、未だに衰えを知らぬとは驚異的でもあります。カイ・ハンセンとマンディ・メイヤーのツイン・リードも強力!! こうしてアルバムを通して聴くと、とてもバランスの良いセットリストですね。ファスト・チューンもミッド・チューンも、どの曲もクオリティが高くて非常に聴き応えがあります。臨場感溢れるサウンドはライヴならでは。バンドは熟練したプレイを聴かせてくれますし、マイケル・キスクのヴォーカルも絶好調なので、安心して彼らの音楽に身を委ねることが出来る作品です!! やっぱり、キスクのヴォーカルは最高に心地好いなあ。ハイトーンはともかく、彼のヴォーカルは中低音域もとても魅力的なのですよ。

曲目を見れば分かりますが、カイ・ハンセンとマイケル・キスク在籍時のHELLOWEENナンバーのカヴァーも演ってます。キスクのペンによる「A Little TIme」は上手く言えないのですが、曲調といい、構成といい、歴代HELLOWEEN曲の中でもやはり不思議なポジションに位置する曲。純粋なメタルチューンという訳ではないですし、この曲のオリジナル・ヴァージョンが収録されているHELLOWEENの『Keeper Of The Seven Keys partⅠ』アルバムの中ではどちらかと言えば地味な印象かと。(その他の曲が超絶キラーチューンばかりというのも、その一因ではある) でも実は、キャッチーなメロディで構成されている隠れた名曲だったりするのです。UNISONICのヴァージョンでは途中、スローダウンする部分にJUDAS PRIESTの名曲「Victim Of Changes」の一部を挿入してプレイしており、しかも実に自然なハマり具合で驚きました。

そして、カイのペンによる「March Of Time」。ドラマティックな疾走チューンで、しかもサビメロがクサ過ぎるという、名曲中の名曲。しかもハイトーンヴォイスを多用しなければならない、難易度の高い曲なのですが、今もキスクはこの曲をフェイク無しに完璧に唄い上げるのですから恐れ入れます。どこまでも伸びていく力強いハイトーンヴォイスに、ファンは悶絶必至!!

(13)「We Rise」は日本盤ボーナストラックで、こちらは2012年の<Masters Of Rock>で収録された音源とのことですが、こちらもクオリティが高いので、どうせなら国内盤を買いましょう。

付属のDVDにはこの日のライヴの中から6曲が抜粋されて収録されています。どうせなら、全曲収録してくれよと思いましたが、これはこれで見応えがあります。やっぱり、昔からのHELLOWEENファンとしては、キスクがカイの隣でメタルチューンを唄っている姿にはとても感慨深いものがあって、これはもう涙なしには観られないのです!!

Your Time Has Come

 

 Exceptional



 

March Of Time

 

Unisonic

 

Live In Wacken

Live In Wacken

  • Unisonic
  • メタル
  • ¥2000