ライヴでの定番曲・名曲多し!
今日はプリンセス プリンセスの2ndアルバムを紹介します!
初期の名盤です。
何と言っても名曲だらけで、ライヴでの定番曲もたくさん収録されています。
彼女達の作品はこの後もどんどん洗練されていくのですが、ここにあるのはその一歩手前の状態。
良い意味で荒削りな部分や衝動性を残しつつも、見違えるほどに楽曲のクオリティがアップしております。
ライヴを想定したかのようなパワフルでエネルギッシュなロックチューンあり、ハードロックあり、ソフトなバラードありという内容で一気に聴けます。
レビュー
PRINCESS PRINCESS『HERE WE ARE』(1988年)
(1)19 GROWING UP-ode to my buddy-
(2)WONDER CASTLE
(3)MY WILL
(4)FLAME
(5)KEEP ON LOVIN' YOU
(6)GO AWAY BOY
(7)SHE
(8)ROMANCIN' BLUE
(9)冗談じゃない
(10)恋のペンディング
Produced by PRINCESS PRINCESS & 笹路正徳
奥居香(vo、g)
中山加奈子(g)
渡辺敦子(b)
今野登茂子(key)
富田京子(ds)
お気に入り度:
★★★★★ ★★★★☆(9.5/10)
まず1曲目の「19 GROWING UP-ode to my buddy-」のドラマティックなイントロに思わず拳を突き上げたくなる衝動が走ります! 続いてギターとキーボードのユニゾンで繰り返される名リフに気分が高揚していくことは必至です。Bメロで急に切なくなり、そこから力強いサビへ至る展開も最高ですよ! キーボードのアレンジも素晴らしいです。プリンセス プリンセスの魅力を表現した最強の1曲だと思います!
または、こちら↓
https://youtu.be/aGxprkdy2Rk?t=17
2曲目の「WONDER CASTLE」も攻めの名曲! 一度聴いたら忘れられない、破壊力抜群のポップでキャッチーな曲で、とにかく強烈!! ギターと共にロックしてるって感じのキーボードのアレンジもGOOD!
3曲目の「MY WILL」はシングルカットもされました。ユニークなリフが印象的ですが、歌メロは聴きやすく、これも彼女達の代表曲です。
また、穏やかなバラード調の(5)「KEEP ON LOVIN' YOU」と(7)「SHE」を聴けば彼女達の作り出すメロディの素晴らしさが分かるというものです。
バンドの中で最もロック好きな、ギターリストの中山加奈子さんによる「GO AWAY BOY」とハーモニカをフィーチュアした「冗談じゃない」はアップテンポでカッコいいロックンロール・チューン。
そして、アルバムのハイライトである8曲目「ROMANCIN' BLUE」! ピアノのイントロの美しさに魅了され、聴き入っていると、曲は一転してハードでシリアス、そして切な過ぎる展開が待っています。ドラマティック!
デビュー作ではまだいかにも発展途上という感じで、曲によっては未熟さを感じさせるものもありましたが、今作で見事に化けたとしか言いようがありません。
迸るエネルギーに満ちた攻めの姿勢が素晴らしいですし、とにかく曲がいい! 1曲1曲が強烈です。これに尽きます!! キラキラしたシンセも目立っていて良いですね(今野登茂子さんのセンスは素晴らしい!)。彼女達の魅力を満喫できる名盤と言えるでしょう。自信を持ってお薦めできます!!
という訳で、今回はプリンセス プリンセスの名盤『HERE WE ARE』を紹介しました。
是非、聴いてみて下さい!