元MEGADETHのドラマー、ニック・メンザ死去。
昨夜、ぼーっとした頭でTwitterを眺めていたら、このニュースが流れて来た。
「ええっ!?」
思わず声を上げた。だって、彼はまだかなり若いはずだ。何かの病気だったのか? それとも、事故? とにかく、リンク先の詳細記事を読んだ。
記事によれば、亡くなったのは5月21日。自身のバンドOHMのライヴ中に心臓発作で倒れ、そのまま息を引き取ったとのこと。倒れてから救急医療が到着するまで、その場にいたスタッフが心肺蘇生を試みたそうですが、そのまま帰らぬ人に・・・。
享年51歳。
余りにも突然だし、余りにも若過ぎる。
ニックは1989年から1998年までMEGADETHに在籍し、その黄金期を支えたドラマーである。黄金期のラインナップはデイヴ・ムステイン、デイヴ・エレフソン、マーティー・フリードマン、そしてニック・メンザ。残した作品は『Rust In Peace』、『Countdown To Extinction』、『Youthanasia』、『Cryptic Writings』。
その中でも特に『Rust In Peace』はスラッシュ・メタル譲りの鋭いリフとマーティー・フリードマンが持ち込んだ東洋フィーリングのあるメロディアスなサウンドが融合した傑作と言えよう。
私は『Rust In Peace』リリースに伴う、彼らの来日公演(1991年)に参戦した。ニックはそれまでのMEGADETHのドラマーとは違って、非常にステージ映えするドラマーだったという印象があって、それは今でも変わらない。あの黄金期のラインナップではメンバー全員が強烈なオーラを放っていた。
ニックもそうで、ライヴでは手数の多いタイトなドラムが炸裂し、MEGADETHサウンドの核を担っていた。ニックの人懐っこそうな笑顔が今でも思い浮かぶ。
Rest In Peace...