虹の向こうには何がある?
劇場版『ラブライブ! サンシャイン!! The School Idol Movie Over the Rainbow』を観てきました。
サンシャインに関しては、TV2期での余りにもご都合主義の展開がこれでもかと登場したため、自分の中では「曲は最高だし、声優さんたちも頑張っている! それだけに、結果ありきで進んでいく雑な脚本が残念過ぎる」という評価をしていて、今もそれは変わりません。
正直なところ、劇場版もストーリーはそんなに期待していませんでした。
ただ、Aqoursのその後を見届けたいというのと、久々に大画面でAqoursのパフォーマンスを見たい・楽しみたいという軽い気持ちで劇場に足を運びました。
今回の劇場版はTV2期の最終回では描かれなかった、Aqoursのその後を描き、何と同時にSaint Snowのその後も描いています。
曲は最高!
冒頭の回想(?)シーンを経て、2期最終回の直後から今回の物語はスタートするのですが、「僕らの走ってきた道は...」という曲をぶち込んでいきなりミュージカル的な展開でつかみはオッケー!
1月11日追記:映画の冒頭7分が公開されました!!
Check it out!!
最初から最後まで要所要所で名曲をぶっこんで来てくれます。
やっぱ、どれもこれも曲は最高に良いですね。
挿入歌CD買いますとも!!
また、Saint Snowが「ラブライブ!」決勝用に温存していたという曲があり、劇中で披露されるのですが、めっちゃハードでカッコ良かったです。
「Believe again」というタイトルでした。
リリースが楽しみですね!
映像が綺麗!
流石は劇場版!
キャラクターの作画は勿論のこと、映像が凄く綺麗でした。
特に前半のイタリアの町並みや建造物の描き方は凄いッ!
ダンスシーンの動きや演出も絶妙で、これは劇場版ならではですよね。
映画の最後で新しい学校でのライブで披露した「Next SPARKLING!!」の演出は本当に素晴らしかったです。
6人のAqoursによるライブを観て、安心したようにそれぞれの道へと旅立っていく、3年生。
曲の2番からは3年生が衣装を纏ってスクリーンに現れるのです。
勿論、これはイメージ的なものなのですが、リアルからイメージシーンへ移行する演出にはグッときました。
天使をモチーフにしたかのような衣装がまたいいんですよ!
肝心のストーリーは微妙!?
最初と最後は良かった。
3年生は旅立ち、残った6人は新しい学校でAqoursを続けていく。
ストーリーにSaint Snowを絡めて、鹿角理亜が抱えている悩みを描き、彼女が最後には姉の聖良から自立して、今度こそ新しいスクールアイドルを始めようとしていることを描いたのは良かったと思いますね。
理亜はダイヤが居なくなるルビィと同じ立場だから、観ていて感情移入出来た方も多いのでは、と思います。
ただ、それ以外は・・・。
正直途中で何度か眠気に襲われました。
前半のイタリア行きも唐突だし、Aqoursのメンバーがイタリアにまで行く動機も薄いと言わざるを得ません。
イタリアに行く必然性はないですし。
あと、分校問題もね。
一部の親が統合に反対したからと言って、本当にこんなことが起こったら大問題ですよ。
それは浦の星の生徒の親や教師が激怒しなきゃならんレベルでしょ。
わざわざそういう問題を絡める必要あるのかなと思いました。
あと、統合先の学校で一番最初に6人で行った部活紹介でのライブが失敗に終わってしまうのですが、「ラブライブ!」で戦い抜いてきた彼女達が失敗するでしょうか?
まあ、些細なミスとか自分達にしか分からないミスとかはすることもあるかもしれませんが、彼女達が<失敗>と言ってしまうほどの致命的なライブパフォーマンスをするとは思えないんですよ。
3年生が居なくなったからと言って、急にレベルダウンしてませんか?
Saint Snowを絡めるために、まずAqoursに弱音を吐かせるのだとしたら強引過ぎます。
・・・そいういう風に私的に「?」となる部分が多かったので、映画を観ていて冗長に感じてしまいました。
以上が私の感想になります。
おまけ
映画の本編前にフォトセッションコーナーがあります。
このコーナーに限り、スクリーンをスマホで写真撮影OK!
動画はダメよ!!
あと、フラッシュも禁止です。
登場するメンバーは週ごとに変わるのでしょうか?
今回は高海千歌でした。
劇場入り口にて。
こういうのがあると、やっぱり嬉しくなってしまいますね♪
みんな、良い表情してるね。
可愛い!!
こちらは入場特典のメッセージカード。
ゲーム内で使えるキャラクターの限定カードのシリアルコードもおまけ(?)でついてきました。