今回の『ラブライブ!サンシャイン!!』
- 地区予選に向けて一致団結猛特訓中のAqours!
- 突然、一緒にスクールアイドル(と言うか、千歌たち)に興味を持つモブ子。
- 千歌がご乱心。モブ子に「一緒にやろう」と言ってしまう。
- <ラブライブ!>の大会規定を知らないメンバー。
- ライブに向けて高まった期待が・・・!
- 悪夢の寸劇パート。
- ルールはルール。駄目なものは駄目。
- 新曲「MIRAI TICKET」は名曲なのに・・・。
- 君のこころは輝いてるかい?
- 煮え切らない結末。
・・・・・・どうしてこうなった!?
今回のストーリー
アバン。
ステージに佇むAqoursの面々。サイリウムの海。客席には見知った顔。ここは地区予選会場? 千歌が叫ぶ。皆に伝えたいことがあると。
それは―?
俺も伝えたいことがあるよ。
どうして、こうなったああああああああ!!
Aパート
地区予選に向けて夏休みも屋上でダンスの特訓をするAqours。
3人の関係もバッチリですね。
一息入れたところで、練習再開を宣言する千歌。
しかし、そこはダイヤをはじめ、3年組がストップをかけます。
オーバーワークは禁物(by 果南)
皆のことも考えて(by 鞠莉)
休むのもトレーニングのうち(by ダイヤ)
休憩時間。図書室でアイスタイム。
「ずら~」
「ぴぎ~」
「よは~」
学校説明会の参加希望者はどうなっているかと鞠莉に尋ねます。鞠莉がPCを開くと、参加希望者は今のところゼロ。落ち込む千歌。とその時、図書室のドアが開いて・・・。千歌のクラスメートのモブ子たち登場。図書室に本を返却に来たようです。千歌たちが夏休み毎日練習していることを知り、驚くモブ子たち! 彼女達は学校存続に向けて練習に励む千歌たちの姿に眩しさを感じるのでした。
そして
夕方。練習が終わった千歌たちの前に再び現れたモブ子たち。
モブ子「ちょっと気になっちゃって」
モブ子「そんなにスクールアイドルって面白いのかなって」
モブ子「私達も一緒にスクールアイドルになれたりするのかな?」
梨子(今更何言ってんの、この人たち?)
いやいや、ちょっと待てよと。何を今更。一緒には無理だろ? 地区予選に向けての調整中なんですよ。Aqoursの皆は夏休み毎日特訓して来たわけだ。そんな所に急に入ったところで、ついて行けるわけがないでしょう。状況を知っていれば普通はそんなことは言わない。まあ、今からモブ子たちだけで別のグループを組んで、活動を始めるって言うなら話は別だけどさあ。追加加入を狙った発言はちょっと・・・。
ところが、人のいい千歌は
「やろう!一緒に!」
は!?
そりゃ、梨子もこんな顔するわ。
梨子(千歌ちゃん。自分が言ってることの意味分かってるの?)
って言うか、他のメンバー誰も止めないのかよ!
この辺からテンション下がりました。頭の中は疑問符だらけ。
その夜。
梨子「歌?」
千歌「うん。ダンスは無理だけど、一緒にステージで歌うとかなら間に合うんじゃないかなって」
梨子が何か言いかけたのを遮り、自分の主張に走る千歌。
ちょ、ちょっと。自分が何言っているのか分かってんの!? 一緒にステージとか駄目でしょ。無理でしょ。学校のステージじゃないんだよ。<ラブライブ!>なんだよ。遊びじゃないんだよ! 今からモブたちを加えたら、Aqoursのライブのクオリティが下がるだろうが! モブ子たちには、ここは裏方とか応援に徹してもらえばいいのに。千歌はとにかく入学希望者を0から1にしたいし、モブ子と仲良しだから感情で動いちゃってますよね。でも、他のメンバーは? 他のメンバーはどう思ってるの? この辺りの描き方が浅い。と言うか雑。
そして、とってつけたように母親登場。
Bパート
地区予選の当日。
待ち合わせ場所に登場する、モブ子集団。
全校生徒なのかな?
千歌「これで全員でステージで歌ったら、絶対キラキラする! 学校の魅力も伝わるよ!」
駄目だ、こりゃ・・・。
そんなことをしたら、他校のスクールアイドルに失礼だろうが!
誰か、千歌を止めて・・・!
そもそも、<ラブライブ!>は学校の魅力を伝える場じゃないと思うの。いや、結果的には何か伝わるのかも知れないけどね、スクールアイドルとしての実力と魅力を披露する場所でしょうに。
梨子「ごめんなさい!」
梨子「調べたら、歌えるのは事前にエントリーしたメンバーに限るって決まりなの」
いや、当たり前だろと。そういうルールとか規則くらい目を通してるんじゃないのか? 千歌はともかく、3年組が知らないはずないと思うのだが。
梨子「ステージに近づいたりするのも駄目みたいで」
そりゃ、当然です。
モブ子「じゃあ、私達は客席で応援してるから」
正直、この台詞にホッとしました。
でも、それが間違いだったことに最後に思い知らされるのです。
場面は変わり、出番を待つAqours。
まずは、1年組。
今この場所に居ることが夢みたい、と呟くルビィと花丸。
そして、善子の素の本音が出るこの場面に感動しました。
「ありがとね」と呟き、2人の元へ!
善子ちゃん、マジ天使!!
そして、3年組。
彼女たちの結束力と互いを想いやる友情は今更語るまでもないのですが、それでもこの場面は涙腺が緩みました。
果南「あの時、置いて来たものを、もう一度取り戻そう」
2年組。
千歌「これからも色んなことがあると思う。楽しいことばかりじゃなくて、辛くて大変なことだって一杯あると思う。でも私、それを楽しみたい。全部を楽しんで皆と進んで行きたい。それがきっと、輝くってことだと思う!」
前半からさっきまで、モブ子との絡みは嫌な予感しかしなかった。しかし、ライブ前に一人一人が自分の心情を吐露するのは良かったですね。これは文句なし。徐々に徐々にライブへの期待を高めて行きます。BGMも素晴らしい!! まさに最終回って流れだね!
千歌「行くよ!!」
行けッ!!
その扉の向こうに、君たちのステージがあるッ!!
Aqoursの、今現在の輝く姿を!
観客や他のスクールアイドルに見せ付けてやれ!!
え・・・?
これは?
伝えたいことって、この寸劇かよ。
悪夢だ。
寸劇で振り返るこれまでのラブライブ・・・。
寸劇が進行すればするほど、冷めていく自分がいる。
アハハハ・・・じゃねーんだよ!
結局、寸劇は5分近くもやってたし。
本編の歌よりも長いのは問題だろ!?
ライブって各学校で持ち時間が決まってるんじゃないの?
あと、犬は無理だろ!?
ダイヤ母、ヨハネ母、花丸母か?
な! 君ら、急に客席を離れて何してんねん!?
ステージに駆け寄るのは禁止でしょ!!
“ステージに近づいたりするのも駄目”
“ステージに近づいたりするのも駄目”
“ステージに近づいたりするのも駄目”
これ、ルール違反じゃ・・・。
ああ、もう!!
新曲「MIRAI TICKET」凄く良い曲なのに、素直に楽しめないんだよおおお!
最後の方で映る、学校のPC画面。ついに、学校説明会の希望者が現れたことを教えてくれます。
千歌「君のこころは輝いてるかい?」
俺「最終回を見るまではね。輝いてたんだよ・・・」
感想
前回までで問題は片付き、さあ、あとは地区予選! 最終回は思う存分にライブしてくれ~って感じでスタンバッてました。(皆もそうだよね!?) しかし、実際に蓋を開けてみると、疑問だらけの展開。とにかく、テンポが悪過ぎます。見ている方が素に戻ってしまい、素直に楽しめなくなった時点でアウトだわ~。勿論、これまでにも疑問に思ったりする箇所や、突込みどころはありましたが、それでも許容範囲でした。
あのモブ子たちの件、必要だったでしょうか? 必要じゃなかったですよね。少なくとも、最終回でのやりとりじゃなかった。そして、ライブ前のステージでのミュージカル紛いの寸劇。千歌が「さあ、行くよ」って言った後で何で間が抜けるようなシーンを入れるのでしょうか? 持ち時間の問題云々を抜きにして、娯楽作品としてテンポが悪いです。
おまけに、肝心のライブでもやりたい放題。犬がいたり、客席を離れてステージに近づいて応援したり。自分たちが楽しけりゃそれでいいのか? ・・・ってな感じで素直にライブシーンを楽しむことが出来ませんでした。曲はいいのにね。残念です。結局、地区予選の結果も分からないままだし・・・。
Aパートで地区予選までやり、Bパートで後日談と学校説明会(入学希望者がたくさん訪れるとか)をやれば良かったのでは? 学校説明会でこれまでのAqoursの歩みを寸劇にすればいいよね。
と言う訳で、私個人的としてはすっきりしない、煮え切らない最終回でした。
大好きな作品だからこそ、敢えて苦言を呈す。
【ネタバレ注意!】第1話「輝きたい!!」感想
【ネタバレ注意!】第2話「 転校生をつかまえろ!」感想
【ネタバレ注意!】第3話「 ファーストステップ」感想
【ネタバレ注意!】第4話「 ふたりのキモチ」感想
【ネタバレ注意!】第5話「 ヨハネ堕天」感想
【ネタバレ注意!】第6話「 PVを作ろう」感想
【ネタバレ注意!】第7話「 TOKYO」感想
【ネタバレ注意!】第8話「 くやしくないの?」感想
【ネタバレ注意!】第9話「未熟DREAMER」感想
【ネタバレ注意!】第10話「シャイ煮はじめました」感想
【ネタバレ注意!】第11話「友情ヨーソロー」感想
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Aqours「MIRAI TICKET」
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