Hiroです!!
今日はM3で購入した、-LostFairy-の『乙女が紡ぐ古のマドリガーレ』をレビューします。
何と、ことりちゃんがキャラクターヴォイスで参加しています!!
何と、『ラブライブ!』のことりちゃん役でおなじみの、内田彩さんがキャラクターヴォイスで参加しています。内田さんはこの作品の主人公アリーシャという少女の声をやっているんですよ! ことり成分? それはないですよ(笑)
-LostFairy- 『乙女が紡ぐ古のマドリガーレ』 (2015年)
(1)断章 -Madrigale-
(2)Soirée
(3)呪々
(4)Black Lolita
(5)新世界より
(6)夢幻アリステイル
Noёl(compose、programing、guitar)、Satsuki(vo)
内田彩(character voice)
95点
(1)「断章 -Madrigale-」。ヴァイオリンやチェンバロ、ベルetc...がメルヘンチックなフレーズを奏でると、この物語の主人公アリーシャが登場! 「よいしょっと!」。流石に可愛い! ことりちゃんじゃないけど、若干ことりも入っているような、いないような、そんな気がするのはきっとラブライバーの幻聴だろうね。アリーシャは自分の心の中、不思議の世界に来たところ。メルヘンチックなBGMをバックに、マドリガーレについての解説を始めるアリーシャ。マドリガーレとは【古より伝わる心の歌】で、4つの欠片で彩られた真の乙女のみがそれを歌い紡ぐことが出来るらしい。どうやら、アリーシャは真の乙女になる目的でこの世界に来たようです。
(2)「Soirée」はソワレ。つまり、夜会。綺麗なピアノのイントロにSatsuki嬢の澄んだヴォーカルがワンフレーズ歌い上げる。「さあ。踊りましょう」というアリーシャの台詞の後、バンドサウンドがヴァイオリンと共に疾走。一瞬、チャーチオルガンも登場します。Satsuki嬢のソプラノヴォイスがクサメロを歌い上げ、ヴァイオリンが優雅に舞う! 素晴らしい!!
(3)「呪々」もイントロからシンフォニックな装いを感じさせ、まるで今ここで、舞踏会が始まるんじゃないかってメロディが奏でられます。そのクサメロディをバックに、アリーシャちゃんが、「可愛いは正義っていう、魔法の言葉を知ってる?(以下省略)」という台詞を吐き、その可愛さに悶絶・・・! 台詞が終わるとすかさず、Satsuki嬢のヴォーカルが入り、シリアスな展開に。これはあざとく生きる賢い乙女の歌です。エンディング間際、クサメロが更にスピードアップして、聴き手に襲い掛かってくるぞ!
(4)「Black Lolita」。さっきまでの可愛いさはどこへ? この辺から不穏な空気が流れ始めます。シンフォニックと言うよりは、ダークで不気味なイントロ。そのイントロが終わると同時にバンドサウンドが疾走。もちろん、ヴァイオリンも美旋律を弾きまくっていますが、その旋律が曲の不気味さを助長させてもいますね。途中、スローになるのですが、その部分の展開も良く練られていますね。アリーシャの台詞も入りますが、一体何があったんだって位にシリアスです。
(5)「新世界より」はシンフォニックなサウンドが気持ちを高揚させるようなフレーズを繰り返し、澄んだヴォーカルが切ないメロディを歌い上げます。途中で出てくる、アリーシャの祈るような台詞が印象的です。
(6)「夢幻アリステイル」。オルゴールのイントロに続き、まるで雲が晴れたかのような、希望を持たせてくれるような明るいフレーズが最高です! 途中のヴァイオリン・ソロもインパクトがありますね。果たして、アリーシャは真の乙女になってマドリガーレを紡いでいるのでしょうか?
サウンド的にも、メロディ的にも全曲クオリティが高くて、一発で気に入りました。
個人的にはドラムサウンドがもうちょっとカチッとしていた方が好み。
実は今回のM3、時間が無くて、サークルさんの新譜情報の下調べが殆ど出来ない状態でした。なので、本作品に内田彩さんが参加していることも、M3前日まで知らなかったのです!!
-LostFairy-の作品はこれ以外にも何枚か持っていて、毎回M3で購入しています。
リリースする作品毎にストーリーやコンセプトがあって、ゴシカルでシンフォニックな曲をやっています。
クサメロ愛好家やゴシック、シンフォニックサウンド愛好家の方は是非聴いてみて欲しいです。
特に、良質の物語音楽を探し求めている方には絶対にお薦めです!!
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