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水樹奈々と「まどマギ」が好きなメタラーです! 音楽、食べ物、アニメ・・・他、自分が感動したり良いと思ったことを書いていきます。         このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

【レビュー】IRON MAIDEN 7th Album『Seventh Son Of A Seventh Son』



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Seventh Son of a Seventh Son


IRON MAIDEN『Seventh Son Of A Seventh Son』(1988年)

(1)Moonchild
(2)Infinite Dreams
(3)Can I Play With Madness
(4)The Evil That Men Do
(5)Seventh Son Of A Seventh Son
(6)The Prophecy
(7)The Clairvoyant
(8)Only The Good Die Young

Produced by Martin Birch

Bruce Dickinson(vo)、Dave Murray(g)、Adrian Smith(g)、Steve Harris(b)、Nicko McBrain(ds)


Hiroです!!

今日はIRON MAIDENの7thアルバムを紹介します。実は私が一番初めに買ったメイデンのCDがこれなんです。なので、相当思い入れもあります。賛否両論あるのは知っていますが、敢えて言おう! 


MAIDEN流様式美を極めた最高傑作であると!!


バンド初のコンセプトアルバムで、7番目の息子の7番目の息子は特別な力(超能力)を持つという伝説を基に、ある超能力者の運命を描いています!! この作品からバンドはキーボードサウンドを導入するようになりました。



(1)Moonchild

語りっぽい静かなヴォーカルで幕を開けます。メロディアスなシンセにバンドサウンドが合流し、劇的なイントロを演出! その後ヘヴィなリフと共に疾走開始! 緊張感に溢れ、どこか神秘的な雰囲気の歌メロ! サビのバックで奏でられるツインリードのメロディも美しいですね。名曲!


(2)Infinite Dreams

曲の展開はもろ、スティーヴ・ハリスって感じの6分の大作です。叙情的なギターのイントロで始まり、前半は静かな曲調で進んでいきます。(それでもベースサウンドはバッキバキ!)。サビの部分のブルースの熱唱が素晴らしいです。そこから後半ににかけてはハリス節のメロディアスなツインリードとシンセサウンドが織り成すドラマティックな流れには思わず、悶絶! 名曲!!




(3)Can I Play With Madness


ポップなアカペラコーラスで始まる、メイデン史上最もポップでキャッチーな曲です。サビの部分はどこか、爽やかさも感じさせたりもします。 最初に聴いた時は、流石にこれはポップ過ぎるんじゃないのって思いましたね。実際に当時、コアなファンには結構叩かれていました。でも、これは一度聴いたら忘れられないですよ! ちゃんと、メタルしてますしね。そういう意味では凄い曲です。転調した後のインストパートの展開がユニーク。並みのバンドには作れないよな~。スティーヴ、エイドリアン、ブルースの3人による共作。名曲!!!



 
(4)The Evil That Men Do

この曲もスティーヴ、エイドリアン、ブルース3人の共作です。叙情的なメロディを奏でるイントロからの疾走! 切迫したAメロ→切ないBメロ→ユニークなCメロ→キャッチーなサビという流れも完璧ッ!! 哀愁を放ちながらドラマティックに疾走していく名曲!!!!




 (5)Seventh Son Of A Seventh Son

タイトル曲はスティーヴ・ハリスの大作志向を押し出した、ひたすらドラマティックな9分52秒の大作。キーボードをフィーチュアした、やたら大仰なイントロが終わると、前半は壮大なメロディを伴いながらミドルテンポで突き進んでいきます。これがまた非常にスリリングで緊迫感が高いのです。中盤の「静」のパートでも退屈するどころか、むしろ、逆! どんどん緊張感が高まり、最後に怒涛の美メロインストパートでクライマックスを迎えます!! この構築美は素晴らしい!! 名曲!!!!!


(6)The Prophecy

デイヴ・マーレイとスティーヴ・ハリスによる共作。泣きのギターをフィーチュアしたイントロが美しいです。本編では民謡風メロディも登場! エンディングで民謡風牧歌的メロディを奏でるアコギも絶品!! なのですが、名曲揃いの本アルバムの中では地味な存在かも。


(7)The Clairvoyant

起伏に富んだベースの超クールなイントロにギターリフが重なり、メロディアスに疾走開始! アグレッシヴなAメロの終わりに、絶妙なタイミングで入ってくるメロディアスなツインリードとシンセがたまらない! 急に転調してからの歌メロが勇壮でカッコいいです。メロディアスに、ダイナミックにと展開していく名曲!!!!!!



(8)Only The Good Die Young

イントロからメロディアスでクサいギターとシンセサウンドが炸裂!! 歌メロも非常にキャッチー。サビのバックでドラマティックに鳴るシンセが最高! 泣きのギターソロもバッキバッキのベースも聴き所。エンディングの後、1曲目の冒頭に出てきた「語り」に戻るという構成です。名曲!!!!!!!


 

現在では正当な評価を得ているアルバムですが、リリース当時は賛否両論でした。ポップでキャッチーな曲調やシンセの多用にコアなファンからは批判や疑問の声も多かったです。「軟弱になった!」とかね。でも私には、そのような意見は良く分からなかったですね。別にメイデンがシンセ使ったっていいだろ? シンセの効果でよりドラマティックに、カッコ良くなるんだからいいじゃん! 

メタルなんだけど、キャッチーだし、サウンドもクリアで聴き易いと思います。特に、クリアーなツインリードは耳に美味しくて癒されます。そして、ここに来てブルース・ディッキンソンのヴォーカルも表現力が更にアップしています。

名曲ばかりが収録された、名盤中の名盤と言えるでしょう。

なお、エイドリアン・スミスは本作をあとに、1990年に音楽性の違いでバンドを脱退しました。(1999年に再加入します!)

Seventh Son of a Seventh Son

Seventh Son of a Seventh Son

  • アイアン・メイデン
  • ロック
  • ¥1600