BANG YOUR HEAD!! ~激しく頭を振りまくれ!~

水樹奈々と「まどマギ」が好きなメタラーです! 音楽、食べ物、アニメ・・・他、自分が感動したり良いと思ったことを書いていきます。         このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

キング・クリムゾン V.S. メタリカ



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KING CRIMSON

V.S.
METALLICA



先日放送されたTVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』第27話は思わず、メタラーやプログレ・マニアが大喜びしそうなサブタイトル!!(勿論、原作でもこのサブタイは同じ!

 

 

だって、


キング・クリムゾン
クリムゾン・キングの宮殿

(注:画像はAmazonへのリンク)

 

V.S.

 

メタリカ

メタル・マスター(リマスター)


ですよ!!!!



うおおおおおおお!!


めちゃめちゃ興奮するッ!!

 この「キング・クリムゾンV.S.メタリカ」は『ジョジョ第5部』の中でも特に屈指のエピソードで、イタリアの裏社会を牛耳るギャング組織<パッショーネ>のボスの別人格であるドッピオと組織の暗殺者チームのリーダーであるリゾット・ネエロの一騎打ちを描いている。


5部の中で一番好きな戦いだな~!!


『ジョジョ』を知らない人のために一応ちょこっとだけ解説しておくと、ボスが操るスタンド(超能力のようなもの)名が<キング・クリムゾン>で、リゾットのスタンドが<メタリカ>


なんだけど、<キング・クリムゾンV.S.メタリカ>なんて聞いた日にゃ、我々メタラーにとっては、プログレッシヴ・ロックの頂点に君臨するKING CRIMSONとメタル界の頂点に君臨するMETALLICAがさもライヴ・バトルをするかのような感覚に陥ってしまうのだ!!

 

KING CRIMSON
「21st Century Schizoid Man」



V.S.

METALLICA
「Master Of Puppets」



超クール!!

どっちも、たまんね~ぜ!!


<キング・クリムゾン>には数秒先の未来を予見する「エピタフ(墓碑銘)」という能力があるけど、これも当然KING CRIMSONの名曲からとられている!!

KING CRIMSON
「Epitaph」



話を今回の『ジョジョ』に戻すと、作中ではこの戦いは二転三転して、どちらが勝ってもおかしくなかった。


ボスは下位人格のドッピオだったからスタンド能力を100%発揮出来ていなかったということもあり、最初からリゾットの<メタリカ>はボスを圧倒していた。

しかし、残念ながらリゾットがボスにトドメを刺す瞬間に彼はボスの仕掛けた罠によって致命傷を負い、敗北してしまう。

原作を読んでた時も、リゾットの方を応援してたなぁ。

ほんと、勝って欲しかったよ。

リゾットたち暗殺チームが立場上、ジョルノやブチャラティたちと死闘を繰り広げることになったのは仕方がないことなのだけど、それまでも暗殺を行うが故に組織の中で冷遇されていたり、チームのメンバーがボスの正体を調べ始めた見せしめとして仲間を処刑されてたり・・・と不遇の年月を送っていたわけで。

リゾットに直接致命傷を与えたのが、ナランチャの<エアロスミス>だったということもまた、いたたまれない。

リゾットのスタンド<メタリカ>は彼の体内に極小の群れで潜んでいて、

「ロオオオオード」

って鳴き声を上げるんだけど、


これはMETALLICAの6枚目のアルバム『Load』から!!

Load

 

改めてこのジャケットを見ると、スタンド<メタリカ>が蠢いているようにも見えるから不思議だ・・・。

ちなみに、これはアンドレス・セラーノというアーティストが、アクリルシートに牛の血液と自身の精液を混ぜたものを挟んで撮ったものらしい。


リゾットのスタンド<メタリカ>は磁力で鉄を操る能力。

射程内に近づいた人間や動植物の血液内にある鉄分を体外に吐き出させたり、磁力で細かい鉄の粉を身体の表面に付着させ、保護色のように利用して周囲の風景に溶け込む。

原作でこのエピソードが描かれたのが1998年。

そこから10年後の2008年にMETALLICAが発表した9枚目のアルバムのタイトルが『Death Magnetic』で、ジャケットの中心には磁力で砂鉄を集める棺が描かれているのには何か因縁めいたものを感じる。

Death Magnetic