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【夏休みの宿題】今からでも間に合う!5分で分かる、読書感想文の書き方!カンタンに書くための5つのポイントを解説するよ!



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はじめに


うちの長男は現在小学5年生です。夏休みの宿題に読書感想文が出ました。去年までは必須ではなかったのですが、今年は全員提出なのです。長男は今まで、読書感想文を書いたことが全くないので、どこから手をつけたらいいのか分からないようです。考え過ぎて混乱していたので、読書感想文に必要なことや書く上でのコツを教えました。


そうしたら、カンタンに書けちゃいました!!


・・・なんてことはありません(笑)


(何しろ、初めて書くのですからね)


結構、苦戦はしていました。でも、自分の力で最後まで書くことが出来ました。聞くところによれば、読書感想文の書き方が分からなくて困っているキッズは多いとのこと。今回はその悩めるキッズたちのためにこの記事を書きました。読書感想文の書き方が分からないキッズとその親御さんの参考になれば幸いです。


なぜ読書感想文が書けないのか?

 

(1)教わっていないからです。


教える学校もあるのかも知れませんが、うちの子が通っている小学校の授業では教えていません。国語の授業で作文はやっても、読書感想文はやりません。それを突然、夏休みにやれと言われて出来るものではありません。長男にしてみれば、「読書感想文って何?」って感じでした。中には教わらなくても出来る子もいますよ。国語が得意な子とかはね。


(2)読書感想文というものを目にしたことがないからです。


長男曰く、読書感想文自体を読んだことがないとのこと。読む機会がなければ、そこには何が書かれているのか? 作文と何が違うのか? 全く分からないですよね。逆に言えば、何作か読めば、大体こんな感じに書けばいいのかなってのはつかめると思います。


 

5分で分かる!読書感想文の書き方!

 
読書感想文に必要なことは、次の5つです。

  1. 本を読んだきっかけ / 選んだ理由。
  2. 本を読んでいる時、または読み終えた後に感じたことや、その時の自分の状態。
  3. 自分が共感した登場人物。
  4. 好きな場面や好きな言葉。
  5. 最後に。これからの自分について。



では、今から各ポイントについて、会話形式で詳しく説明していきます。

 

 

お父さん、読書感想文って何書いていいのか分かんないよー。

 

感想を書けばいいんだよ。

 

どうやって書けばいいのか分からなくって。ねー、助けてよ~。

 

しょうがないなあ。
じゃ、今から5分で分かる読書感想文の書き方を教えるよ!

 

やったあああっ! 
これでもう、終わったも同然だね!

 

フフ・・・。



ポイント1:本を読んだきっかけ / 選んだ理由



 

ここが導入部分になるんだよ。

 

 

何でこの本を読んだのか・・・。選んだ理由かぁ。
ええと、宿題だし、先生が読め読め言うからだよ。

 

 

おいッ!

 

えっとー、パパがこの本を薦めてくれたからじゃないの?

 

それはそうだけど、パパが薦めたのはこの『賢者の贈り物』だけじゃなかったよね。それに、本屋さんに行った時、お前は他の本にも興味を持っていたよね。その中から、なぜこの本に決めたのか? ここが大切なんだよ。

 

面白そうだったから。あと、短編集なので10個もお話が入っているので、色々なお話が読めると思ったから。それに、10個も入ってるってことは、ひとつひとつのお話は短いからきっと簡単に読めそうだったし、感想文に書くこともたくさんあるんじゃないかって思った。

 

今言ったことをぜんぶ、馬鹿正直に書く必要はないけどね。

 

うっ・・・。

 

でも、<面白そうだった>とか、<短編集だから色々な話が読めると思った>というのはとてもいいと思うよ!







ポイント1のまとめ


その本を選んだ理由や出会ったきっかけが、読書感想文の導入部分になります。ここは堅苦しく考えることはありません。素直に書いていきましょう。

例えば、

<タイトルが面白そうだったから>
<表紙のイラストがいいなと思ったから>
<友だちが読んでいたから、自分も興味をもった>
<親から薦められた>
<前にもこの作者の本は読んだことがあったから>

・・・・・・など。


ポイント2:本を読んでいる時、または読み終えた後に感じたことや、その時の自分の状態。

 

 

これって、どういうこと?

 

感じたことってのは、一言で言えば、面白かったとか、つまらなかったってことだよ。もっと具体的に言うと、例えば、読み始めは何だか難しそうだなと思ったけど、途中から凄く面白くなって、ぐいぐい引き込まれたとか、そういう感想。結末が意外だったとか、登場人物が多過ぎて把握しずらかったとか。

 

あっ! なるほど。

 

あとは、面白そうだと思って読み始めたら、実はたいして面白くなかったとか。

 

そういう場合もあるもんね。

 

例えばだよ。でも、実際に読んでみたら、読む前に自分が予想していたことと違うことってあるよね。パパにだって経験がある。

 

これは名作だと世間では大評判で、しかも大ベストセラーの本があった。どんだけ素晴らしい作品なんだろうって読んでみたら、酷い内容だったとかね。そんな時に思うのは、金と時間を返せってことだな。

 

逆に、読む前はあまり期待してなかったんだけど、読んでみたら、こいつは凄ぇーって思うような本に出会うこともある。予想通りに面白かったってこともある。難しそうな話かと思っていたら、そんなことはなくて、面白くて読みやすい文章だったとかね。

 

とにかく、そんな風に自分が感じたことを書けばいいんだよ。

 

うん。感じたことを書けばいいんだね。でも、自分の状態っていうのは何を書けばいいの?

 

本を読んでいる時の自分の状態だよ。読み終わった後でもいいけど。例えば、夢中になって読んでいたとか、読んだ後もドキドキして夜眠れなかったとか。これも具体的な方がいいよ。

 

何となく、言いたいことは分かるんだけど、難しいよ~。

 

例えば、だな。午前中から読んでいたのに、気がついたら夜になっていたとか。

 

読書に夢中になり過ぎたあまり、トイレに行くのも忘れて、気がついたら漏らしてたとか! まあ、これは冗談だけどね。

 

でも、一気に読んでしまったとか、自然に涙がこぼれてきたとか、続きが気になって途中で読むのを止められなくなってしまったとか、集中し過ぎて友だちとの約束を忘れてしまったとか・・・色々あると思うよ!

 

僕はこのお話(『賢者の贈り物』)を読んで、最初はとても幸せそうな感じの話だと思ったんだよ。

 

うん、うん。それで?

 

でも、最後の方で少し残念な気持ちにもなった。ちょっと残酷だなあって思った。

 

 何でそう思ったのかを考えてみよう。

 

デラとジムはクリスマスプレゼントを買うお金がなくて、デラは自分の髪の毛を切って売って、ジムにあげるクリスマスプレゼントを買ったでしょ。

 

デラが用意したプレゼントはジムの時計につける金の鎖だったのに、ジムはその時計を売って、そのお金でデラへのプレゼントを買っていて、それはデラが欲しがっていたべっこうの櫛だったから。

 

二人とも凄く大事にしていたものを売ってまでプレゼントを用意したのに、お互いにそれを使うことができなかったから。

 

それだよ! 今言ったみたいなことを書けばいいんだよ!
感じたり思ったりしたことやその理由をね。







ポイント2のまとめ


本を読んでいる時と読み終えた時に感じたことを書いてみましょう。また、その時の自分の状態はどうでしたか?

<予想通りに面白かった>
<最初は難しい話かと思ったけど、途中から面白くなってぐいぐいと引き込まれた>
<何かすっきりしない結末だった>

<最後まで一気に読んでしまった>
<自分でもびっくりするくらい夢中になって読むことができた>
<読み終えた後も、本の内容を色々と考えてしまった>
<食事するのも忘れるくらい集中して読んだ>

・・・・・・など。


ポイント3:自分が共感した登場人物。



 

えっと、共感って何?

 

簡単に言えば、他の人の考えや気持ちに対して自分もその通りだなあと思うことだよ。

 

まずは好きな登場人物を思い浮かべてみよう。

 

なぜ、その登場人物を好きになったんだろうね? 本を読んでいて、自分も同じ気持ちだと感じことがあったんじゃないかな?どうしてそう感じたのか? 自分が同じ立場だったらどうだっただろうか? そのように考えていこう。

 

本を読んでいて、自分も同じ気持ちだと感じことがあったんじゃないかな?どうしてそう感じたのか? 自分が同じ立場だったらどうだっただろうか? そのように考えていこう。

 

えーっと・・・。デラもジムも相手にとても思いやりがあって、いいなあと思った。

 

もし、自分が同じ立場だったら、どうした?

 

自分だったら、一番大切なものを売ってまで、相手にプレゼントを買うことなんて出来ないと思う。

 

うん。なかなか出来ることじゃあないよね。ここまで話したことや考えたことを膨らませて、より具体的に書いてみればいいんだよ。








ポイント3のまとめ


好きになったり、共感することができた登場人物のことを書いてみよう。好きな理由は? どういうところに共感できるのか? もし自分が同じ立場だったら、どうしたか? これらを具体的に書いてみよう。


例:<デラの行動には感心しました。自慢の美しい髪を切って売って、そのお金でジムにクリスマスプレゼントを買ったからです。とても優しいと思いました。自分だったら、とてもそこまでは出来ないかなあと思います>


ポイント4:好きな場面や好きな言葉。

 

 

読んでいて、特に強く印象に残った場面ってあると思うんだ? 好きな言葉でもいいし、印象に残った言葉でもいい。

 

う~ん。家に帰ってきたジムが髪を切ったデラの姿を見てあっけにとられているところかなあ。せっかく、デラが欲しがっていたべっこうの櫛を用意したのに、髪の毛が短く切られて、櫛が使えなくなっていて・・・。しかも、デラはジムの時計につける金の鎖をプレゼントしたのに、実はジムはもう時計を売ってしまっていたなんて!

 

えー、そんなあと思ったよ。お互いにプレゼントを交換して、ハッピーに終わると思ってたから、こういう終わり方もあるのかって思った。

 

そう。表面的な部分を見れば、『何で?』って思うし、残念かも知れない。でも、それでもお互いのことを思っての行動だったわけだし、プレゼントが使い物にならなかったからといって、二人は喧嘩したり不満を言うわけでもないよね。行き違いはあったけど、二人はそれでも幸せなんだよね。

 

そうなのか~。僕にはちょっと難しいや。







ポイント4のまとめ


好きな場面や強く記憶に残った場面、感動した場面を書き出してみよう。好きな言葉や感動した言葉もね! どうしてその場面や言葉を選んだのか? どうして感動したのか? それらも合わせて書いてみよう。

例:<自分の大切な物を売ってまで、大好きな人へのプレゼントを用意したジムとデラ。でも、お互いにその<物>がなければ、プレゼントの意味がなくなってしまう。そのことが分かる、最後の方の場面が忘れられません>


ポイント5:最後に。これからの自分について。



 

何だか難しそう・・・。

 

本を読んで色々と感じたり、考えたりしたよね。じゃあ、これからの自分はどうするのかって話。こう言うと、難しいように思えるけど、カンタンだよ。

 

例をいくつか挙げるね。例えば、<自分もデラやジムのように、心の優しい人間になりたいと思った>とか、

 

<この作者の他の作品も読んでみようと思った>とか、感想文の最後の締めとなるような一文だね。

 

ああ! そういうのでいいんだ!






ポイント5のまとめ


読書感想文の締めとなる一文です。

<自分も○○のように意思を強い人になりたいと思った>
<この本を読んで、作者の他の本にも興味がわいたので、読んでみたい>
<話の舞台となった○○という町をいつか訪れてみたい>

 

 

以上が読書感想文の書き方だ! 何とかなりそうかな?

 

うん! やってみる!!

 




 

おすすめの参考書


この2種類の本は感想文の実例とブックガイド付きで、お薦めです!! 著者が違うのですが、ややこしいことにタイトルが同じという。どちらも内容が1・2年、3・4年、5・6年で分かれています。



補足:コンクール入賞作品は読んでも参考にならない。


最後になりましたが、これだけは言っておきたいことがあります。ネットで検索すれば読書感想文コンクールの入賞作品などを読むことが出来ますが、ハッキリ言って、


それはおすすめしません。

少なくとも、書く前に読んじゃいけません!!


他の人の読書感想文を読むのは、書き方や構成を理解する上では参考になりますが、コンクール入賞作品は読んでも参考になりません。読書が好きで好きで、既に読書感想文も楽勝なんだけどって方はどうぞ。でも、そのような方がこの記事を読んでいるとは思えませんが。


なぜ、入賞作品は参考にならないのか。正直、レベルが違い過ぎて、読んでも余計に混乱する可能性があります。書いてある内容も本の内容は極僅かで自分語り多いですね。しかも、非常に洗練されています。自分という人間と読んだ本を高いレベルで結びつけて考察と感想を展開していく文章なんて誰にでも書けるものじゃありません。どうしても入賞作品を読んでみたい方は、目の前にある読書感想文の宿題を終わらせてからにしましょうね。