バンド史上、いやメタル史上に残る名作！
今日はCHILDREN OF BODOMの最高傑作と名高い、4thアルバム『Hate Crew Deathroll』を紹介します！！
見てお分かりの通り、非常にインパクトのあるアルバムジャケットですが、音の方もまさにこのイラストの如く暴力的で残虐的・・・。
そして、慟哭が詰まっています！
レビュー！
CHILDREN OF BODOM 『Hate Crew Deathroll』（2003年）
（1）Needled 24/7
（2）Sixpounder
（3）Chokehold (Cocked 'n' Loaded)
（4）Bodom Beach Terror
（5）Angels Don't Kill
（6）Triple Corpse Hammerblow
（7）You're Better Off Dead
（8）Lil' Bloodred Ridin' Hood
（9）Hate Crew Deathroll
-bonus-
（10）Silent Scream (SLAYER cover)
（11）Somebody Put Something In My Drink (RAMONES cover)
Produced by Anssi Kippo
Alexi Laiho（vo/g）
Alexander Kuoppala（g）
Henkka Blacksmith（b）
Jaska Raatikainen（ds）
Janne Wirman（key）
満足度：99%
まずは破壊力抜群の強靭なギター・リフと華麗なキーボード、そして爆走するリズム隊が荒れ狂う超絶キラー・チューン（1）「Needled 24/7」で脳天が粉砕するかのような衝撃を味わうことになります！
以降、最後までブルータルでエクストリームなメタルが次々と繰り出され、このアルバムには一切隙というものがありません。ジャケットに描かれたReaper（死神）が暴れまくり、その巨大な鎌で全てをなぎ倒していくかのような感じです。
ネオ・クラシカル色は減りましたがそんなことは些細な問題で、とにかく全ての曲が恐ろしくカッコイイ！ 初期のサウンドを求めるファンをも黙らせるだけのクオリティを備えており、圧倒的です。それにネオ・クラシカル色が減ったとは言っても、随所に繰り出される美メロ・哀メロの煽情力は半端ないです。アレキシのデス・ヴォイスや超絶シャウトも迫力を増し、曲によってはライヴでファンに唄わせることを前提としたような、シンガロング・パートも登場。ヘヴィでソリッドかつ、シャープなサウンド・プロダクションも最高ですね！
ボーナス・トラックについて。（10）「Silent Scream」はご存知、SLAYERのカヴァーで、“狂気”のギター・ソロをキーボードで表現しているところが凄まじいですね（11）「Somebody Put Something In My Drink 」はRAMONESのカヴァーで、ハードでダーティーなロックン・ロールに仕上げており、めちゃめちゃカッコイイです！！完璧なまでにハマってますね！！
前作で聴き易くなり、正統派ヘヴィ・メタルに歩み寄ったので今後はその路線を押し進めるのかと思いきや、今までで最も残忍で攻撃的なサウンドになったのは実に痛快ですね！しかも、叙情性は一切失われていない。それどころか増しているよね？
素晴らしい！！！
「Needled 24/7」
もはやデス・メタルとか関係なく、最もクールで美しい（そして哀しい）エクストリーム・ミュージックの名曲がこれだ！！
「Sixpounder」
ディストーションの効いた重いリフが特徴的なミッドチューン。
ギターソロの美しさも絶品！！
「Bodom Beach Terror」
アグレッシヴに疾走！
サビでテンポを落としてからの叙情メロディが琴線に来てヤバイ！！
「Hate Crew Deathroll」
美しいキーボードのイントロから一転、スラッシーに攻めまくる！エクストリームさを保ちながらも非常にキャッチーな、アルバムの最後を締めくくるに相応しい名曲。
