新章の幕開け
今日はCHILDREN OF BODOMの5thアルバムを紹介します!!
STONEの元メンバーであるローペ・ラトヴァラを迎えた、新生CHILDREN OF BODOMが放つ最初のアルバム!
モダンでグルーヴ感のある音作りにより、北欧らしさや様式美系メロディック・デスメタルな作風は減退しながらも、聴けば一発でCHILDREN OF BODOMだと分かります。
やはりこのサウンドはC.O.Bにしか出すことができません。
レビュー
CHILDREN OF BODOM『Are You Dead Yet?』(2005年)
(1)Living Dead Beat
(2)Are You Dead Yet ?
(3)If You Want Peace...Prepare For War
(4)Punch Me I Bleed
(5)In Your Face
(6)Next In Line
(7)Bastards Of Bodom
(8)Trashed, Lost & Strungout
(9)We're Not Gonna Fall
-bonus-
(10)Oops ! I Did It Again (BRITNEY SPEARS cover)
(11)Talk Dirty To Me (POISON cover)
Produced by Mikko Karmila
Alexi Laiho(vo/g)
Rope Latvala(g)
Henkka Blacksmith(b)
Jaska Raatikainen(ds)
Janne Wirman(key)
満足度:91%
この作品は前作『Hate Crew Deathroll 』の雰囲気を残しつつも、曲はよりシンプルになり、加えてモダン・ヘヴィネスな要素やグルーヴ感も増量されています。いわゆるアメリカナイズドというやつでしょうか。乾いたギター・サウンドもこれまでとはだいぶ違う印象をもたらします。
とは言っても、C.O.B.らしさは健在で、モダンなサウンドに美旋律メロディやキャッチーなシンガロングがごく自然に登場する、(1)「Living Dead Beat」、(2)「Are You Dead Yet?」、(5)「In Your Face」、(7)「Bastards Of Bodom」などはインストパートもスリリングで傑作だと思います。先行シングルでリリースされた(8)「Trashed, Lost & Strungout」はやはり強力です。ヘヴィでスローテンポな(4)「Punch Me I Bleed」は荒涼とした中にも叙情的なギターソロが舞い上がる隠れた名曲。初期の頃の様式美系メロディック・デスメタルな作風が好きなファンからは賛否両論あるようですが、これはこれでクオリティは高いですし私は好きです。
ボーナス・トラックについて。(10)「Oops ! I Did It Again」はブリトニー・スピアーズのカヴァーで、彼ららしい遊び心に満ちています。(11)「Talk Dirty To Me」はPOISONで、'80年代メタル・フリークでもある、C.O.Bらしい選曲。元々はとてもポップでキャッチーな曲なのですが、そこにダーティさを加えて仕上げていますね。
「Living Dead Beat」
あまりにモダンなリフ展開に驚いたファンも多かったと思いますが、これが実にカッコいいんです!!アレキシ・ライホはリフ作りのセンスが天才的!
「Are You Dead Yet?」
重くソリッドなリフがクール。全体に漂う不穏な空気の中にも哀愁とキャッチーさが光る名曲です。
「In Your Face」
モダンでスラッシーなリフが炸裂!美メロなキーボードが良いアクセントになってますね。シンガロングもかっこいい~!ライヴ映えしてましたね。
「Trashed, Lost & Strungout」
スラッシーかつモダンなリフが超絶気持ち良い名曲!