カジュアリ
Hiroです!
先日、Amazonで欲しいCDをチェックしていたら、このCDがお薦めコーナーに表示されていました。
何故だか分からないのですが、CDジャケットに惹かれて興味を持ち、YouTubeで音源を試聴したら好みのサウンドだったので購入してみました。
結果は・・・。
これがなかなかの掘り出しモノでした!!
Casually frozen Crown's cheekというアーティストで、これが彼らの1st EPらしいのですが、残念ながらこの1枚をリリースした後にバンドは解散してしまったそうです・・・。
レビュー
Casually frozen Crown's cheek『The Girl From Andromeda』(2012年)
(1)Ricercare
(2)Save someone from the fate
(3)Chronicle key
(4)A tiny voice inside your memory
(5)Chronicle key -flood of memories-
(6)Follow your fantasy
Produced by Casually frozen Crown's cheek
優歌(vo)、suzuo(key)、グリ(g)、太郎(g / chorus)、てっぺー(b)、yusaku(ds)
お気に入り度:
★★★★★ ★★★(8/10)
(1)Ricercare
1分36秒のインスト。
美しくもダークでミステリアスな旋律で、バックでは雷鳴が轟き、鳥の鳴き声が不気味に響く。何かに追われているかのように走る息遣い・・・とオープニングの掴みはバッチリです!
(2)Save someone from the fate
オープニングは更に大仰なインストへと繋がります。
シンセが奏でる様式美バリバリの旋律に悶絶!!
曲をより劇的にしているドラムがカッコいい!
(3)Chronicle key
メタリックなギターとダミ声グロウルで幕を開け、ホラーチックなシンセ音によるイントロが終わるとメロディアスなギターのリフで本編に突入。
ベースやドラムもかなりのテクニックがありますね。
適度にプログレッシヴな雰囲気を纏いながらも、フックがあって聴き易い、歌メロ重視の曲です。メロディのセンスはなかなかのものかと。
(4)A tiny voice inside your memory
ヘヴィなサウンドとほど良い疾走感、そこに優歌嬢の切ないヴォーカルが加わる心地良い1曲。儚気な歌メロが良いです。
(5)Chronicle key -flood of memories-
ピアノによる、ややダークな雰囲気のある美しいインスト。
(6)Follow your fantasy
ユニゾンで畳み掛けるハードなイントロ、そして隠し味のデス・ヴォイス。
緊迫感溢れ、壮大に展開していく、スケール感のある曲。
メロディアスなギターリフに良く通るヴォーカルは聴いていて気持ちが良いのですが、エンディングはやや唐突過ぎるかと?
まとめ
様式美あるいはメロディックなメタルサウンドにクラシックやゲーム・ミュージック由来と思われるアイディアを取り入れて大仰でドラマティックな構成を作り出しています。個人的にはアクセントとして登場するデス・ヴォイスは無くても良かったんじゃないかと思います。優歌嬢のヴォーカルは特別上手いという訳ではありませんが、サウンドには合ってますね。メロディ作りのセンスは良いし、演奏テクニックも申し分ないので、ヘヴィでメロディアスで大仰なサンドが好きな方は是非チェックしてみて下さい! 特に(2)~(3)の流れがドラマティック過ぎてやばいです。個人的に一番気になったのはバンド名の長さかな。長くて読みにくいよりは短くて読みやすい方が絶対に良いので!