BANG YOUR HEAD!! ~激しく頭を振りまくれ!~

水樹奈々と「まどマギ」が好きなメタラーです! 音楽、食べ物、アニメ・・・他、自分が感動したり良いと思ったことを書いていきます。         このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

BLIND GUARDIAN 7th Album 「A Night At The Opera」レビュー



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ナイト・アット・ジ・オペラ

ナイト・アット・ジ・オペラ

  • アーティスト: ブラインド・ガーディアン,キアシュ
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2002/02/21
  • メディア: CD
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 BLIND GUARDIAN「A Night At The Opera」(2002年)

(1)Precious Jerusalem
(2)Battlefield
(3)Under The Ice
(4)Sadly Sings Destiny
(5)The Maiden And The Minstrel Knight 
(6)Wait For An Answer 
(7)The Soulforged 
(8)Age Of False Innocence 
(9)Punishment Divine 
(10)And Then There Was Silence 
-Bonus-
(11)Harvest Of Sorrow (acoustic version)

Produced by Charlie Bauerfeind
Hansi Kursch(vo)、Andre Olbrich(g)、Marcus Siepen(g)、Thomas Stauch(ds)

点数:90点

Hiroです。

今日はBLIND GUARDIANの7thアルバムです!
前作から約4年振りの作品は、まさに音の洪水!!

クワイア・パートは増々大仰で多彩なアレンジが施されています。このクワイアに対して、やり過ぎと言う意見もあるようですが、これが彼らの持ち味・得意技ですからね。そしてオーケストレイションとメロディにも更に磨きがかかっています。隅々まで気を配った細かなアレンジにはただ、ただ脱帽です。オペラティックでシンフォニックな要素も取り入れた、2曲目「Battlefield」が超絶キラーチューン! 戦いの前に聴きましょう。ハードロック的なリフをユニークに刻む4曲目「Sadly Sings Destiny」、5曲目の、ワーグナーのオペラを題材とした美しくドラマティックな中世風バラッド「The Maiden And The Minstrel Knight 」、「Bright Eyes」の発展型とも言うべき8曲目「Age Of False Innocence 」と、バラエティに富んだ内容。初期の頃のように、アルバム全体がパワーメタル然とした感じはなくなりましたが、BLIND GUARDIANにしか作れない世界観は変わらず。

特筆すべきはラストの14分を超える大作「And Then There Was Silence」。トロイア戦争を題材にしたこの曲は、まるで映画を観ているかのように、壮大でドラマティック、しかもアグレッシヴ! BLIND GUARDIANのこれまでの集大成とも言うべき曲で、最初から最後まで一気に聴かせる。洪水のように押し寄せるクワイアが凄まじく、これでもかと言うほどに大仰だ。これだけ複雑で音数が多いながらも、きちんとサウンドをまとめ上げたチャーリー・バウアーファインドの手腕にはただ、ただ脱帽。「メタルは今でも革新的であることが出来る」とはリリース当時のハンズィの言葉ですが、それを見事に証明した名盤です。

日本盤ボーナス・トラック(11)はシングル『And Then There Was Silence』に収録されていた名バラードのアコースティック・ヴァージョン。よくある、バックの演奏だけをアコースティックに差し替えただけなどという陳腐なものではなく、ヴォーカルも新たに録り直しています。この曲の持つ悲哀感が増していますね。

youtu.be

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