いい加減、飲食店はドタキャン対策をすべき!
今晩は、Hiroです。
今日は飲食店のドタキャン問題について思うことを書きます。
以前から飲食店の無断キャンセルは問題となっていましたが、経産省によるとこの無断キャンセルによる飲食業界の損害額は、年間2000億円にものぼるらしいです。
なぜ、これだけの大損害が起きているのに対策を講じないのかが、私には理解できません。
ドタキャンされて、店主が途方に暮れるというニュースは忘年会シーズンなどに見かけることが多いのですが、先日はこんなニュースが流れてきました。
京都市にある料亭「東寺 こまどり」。
オープンの日に50代と思われる男性から、「7000円のコースで10人の予約をとっておいて」と電話があったそうです。
しかし、予約の時間を過ぎてもその男性は現れず、店主が控えていた携帯番号に連絡すると「この番号は使われておりません」というアナウンスが流れたそうです。
ちなみに、予約時の電話は非通知だったとのこと。
この予約のために料理を準備して(しかも、オープン当日!)、客の来店を今か今かと待っていた挙句、客は来なくて、結果的にはドタキャン或いは嘘の予約だったことを知った店主の悔しさを思うと憤りを感じずにはいられません。
勿論、このドタキャン&嘘の予約をした男が100%悪いです。
しかし、対策を講じなかった店側にも問題があります。
ドタキャン問題がこれだけ深刻化しているのです。
「お客様を信じる」
「自分のところは大丈夫」
・・・そう思いこむのは勝手ですが、世の中には悪い奴・モラルの無い奴・常識のない馬鹿・迷惑を想像できない馬鹿・・・魑魅魍魎の類がうじゃうじゃとまともな人間に混じって一定数存在しているのです。
いい加減、目を覚ましましょうよ。
今すぐにでも、ドタキャン対策を講じるべきです。
しかも、真剣に!!
ドタキャン対策七ヶ条
一、電話での予約はあくまでも仮予約とするべき。
二、幹事を実際に来店させて、本予約をとる。
三、その際に確認すべきことは、予約日時の確認。
四、その際に確認すべきことは、予約人数の確認。
五、その際に確認すべきことは、幹事の連絡先の確認。
これは必ず連絡が取れる電話番号は必須。
その場で電話をかけて、当人の携帯につながるかどうかをチェック。
六、身分証明書の提示をしてもらいコピーをとる。
七、当日キャンセルはキャンセル料金を100%払ってもらう、あるいは損害賠償を請求する旨を書面で説明し、同意のサインを貰う。
~補足~
オンライン予約はどうするかって?
その場合は、期限を設けて振り込みでの前払い制にしてしまえばいい!
最低限、ここまでやらないと!!
そもそも、今まで電話のみで予約を完結させていたのが逆におかしいんだって。
50名分の予約を電話一本って!
どれだけ、信じてるんだよって話ですよ。
相手は見ず知らずの、気紛れな赤の他人ですよ。
- 連絡の無い当日ドタキャンが店側には深刻な死活問題であること。
- そのために、きちんとした対策を講じていること。
相手がまっとうな人間であれば、これらの理由を説明すればまず、理解はして貰えると思います。
私が先に述べた<ドタキャン対策七か条>のどれか一つでも渋ったら、予約を受けちゃ駄目です!!
ここまでやれば、100%とは言いませんが、ある程度の抑止力にはなると思います。
少なくとも、来店して本予約・身分証明書の提示・当日キャンセル料100%・・・で、非常識な客はかなりふるいにかけられるはず。
2、3名の予約のためにそこまではやれないという店もあるかもしれません。
それはまあ、そうかも知れません。
そこは店の方で決めればいいのじゃないでしょうか。
「○○名以上の予約は必ず一度幹事に来店してもらう」と。
予約人数が増えれば増えるほど、ドタキャンされた時の損害は大きくなるわけですからね。
飲食店業の皆様、予約の段階からもっと正々堂々と主張していいんですよ。
ドタキャン喰らってから、主張しても遅いんです。
頑張って下さい!!