先日、保育園に娘(5歳)の迎えに行った時のことです。
帰りの車の中ではおやつの話をしていた娘でしたが、駐車場に着き、車から降りようとする時になって、こう言いました。
「今日、保育園のお庭にカタツムリいたよ。ちっちゃいカタツムリ」
娘は虫は駄目なのですが、どうやらカタツムリはお気に入りらしいのです。
そう言えば、去年もカタツムリを見つけると騒いでいたっけ。
ちっちゃいカタツムリということは赤ちゃんなのでしょうか。
カタツムリって梅雨や初夏にいるイメージがあります。
私が「へえー。もういるんだーっ」て言うか言わないうちに、娘はポケットの中をガサゴソガサゴソ・・・。
まさか!?
「持って来たんだよ~!」
やっぱり!!
そう言って、ぐちゃぐちゃに畳まれたティッシュの包みを取り出しました。
にこにこと自慢げにティッシュの包みを広げる娘。
そこには粉々になった、見るも無残なカタツムリの残骸がありました。
呆然とする娘に私は言いました。
「残念だけど、このカタツムリはもう死んじゃってるんだよ」
「えー?」
とても残念そうな様子でした。
私は言いました。
「赤ちゃんのカタツムリだから、ティッシュにくるんだり、ポケットに入れたりしたら殻が壊れちゃうし、死んじゃうんだよ。今度また○○ちゃんがカタツムリを見つけても、連れて来ない方がいいんだよ。可哀想なことになっちゃうからね。カタツムリもお庭にいた方が元気に遊べるし、大きくなるんだから。」
「うん。わかった」
そう言うと、娘はとぼとぼと帰り道を歩き始めました。
娘が次にまたカタツムリを見つけた時、今回の出来事を思い出してくれたらいいなと思いました。
本文とは関係がありませんが、道に咲いていた菜の花です!
これもまた春の色ですね!!