BANG YOUR HEAD!! ~激しく頭を振りまくれ!~

水樹奈々と「まどマギ」が好きなメタラーです! 音楽、食べ物、アニメ・・・他、自分が感動したり良いと思ったことを書いていきます。         このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

映画『聲の形』を観た感想。



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聲の形


以前から観たいと思っていた『聲の形』を観て来ました。

とても良い作品だったのでもう一度観たいのですが、近くの劇場ではもうすぐ上映終了とのこと。時間の都合がつかないのでおそらく観に行けないだろうなあ。

パンフ売り切れてました・・・。

ちなみに、原作は読んでいません。


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あらすじ

 

 “退屈すること”を何より嫌う少年、石田将也。
ガキ大将だった小学生の彼は、転校生の少女、西宮硝子へ無邪気な好奇心を持つ。
彼女が来たことを期に、少年は退屈から解放された日々を手に入れた。
しかし、硝子とのある出来事がきっかけで将也は周囲から孤立してしまう。

やがて五年の時を経て、別々の場所で高校生へと成長したふたり。
“ある出来事”以来、固く心を閉ざしていた将也は硝子の元を訪れる。
これはひとりの少年が、少女を、周りの人たちを、そして自分を受け入れようとする物語ーー。

映画『聲の形』公式サイトより引用

 

 

感想


制作が京都アニメーション。監督が山田尚子さん。筆者が個人的にとてもお気に入りの「京アニ」と山田監督だったので、安心して作品の世界に身を委ねることが出来ました。とても良い作品でした。そして考えさせられました。気持ちを伝えることの難しさという普遍的なテーマを扱っていることもあって、共感出来る場面も多かったです。石田将也や西宮硝子に対しても素直に感情移入することが出来ました。私は小5の息子と観たのですが、彼も面白かったと言っていましたね。また、「これは心の物語だね」と。硝子が聴覚障害者であり、そのことでいじめられる。いじめた側が今度はいじめられる。確かに重苦しくなるような内容ですし、いじめの描写は本当に嫌な気持ちにさせられました。でも、この作品を通して監督が伝えたかったことと言うのは、障害とかいじめのことではなくて、もっとシンプルなもの。それは人に気持ちを伝えることの難しさーー。



ちょっとした気持ちのずれや思い込みや勘違いで人と人との関係は一瞬のうちに、あっけなく崩れ去ることもあります。それは誰にでも当てはまること。誰の身にも起こりうることなのです。だから割と、どのキャラクターに対してもその言動や行動が少しは理解出来る気がするのです。



生まれつき耳が不自由な硝子。硝子は自分のせいで周囲が迷惑を被っていると、自責の念にかられています。だから彼女は周囲に怒りをぶつけることはありません。その代わり、自分のことを責める。自分が嫌いなのです。将也は硝子とのことがきっかけで、いじめる側からいじめられる側になってしまった少年。その後の中学・高校生活では孤独。周りから目を背けて、耳を塞いで、逃げていました。自分の心と向き合おうとしなかったのです。


その二人が再会することで、物語は動き始めます。未来に向かって歩き出す過程で次々と突きつけられる残酷な現実と消せない過去の思い出。周囲の近しい人をも巻き込みながら、物語は進んでいくのです。一応、グッドエンドで終わり、温かな気持ちにもなれます。ですが、それまでの過程や顔では笑っているけど、本心では一体何を考えているのかが分からないキャラもいますので、どこかスッキリとしません。でも、安易に結論を出せないテーマだと思いますので、これはこれでいいんでしょう。それは将也と硝子の周囲の問題。2人は互いを受け入れ、それまで受け入れることが出来なかった自分自身の存在を受け入れることが出来たのですから。


絵はとても綺麗。特に、淡い感じの色彩とタッチがいいですね。キャラクターの表情は言うまでも無く、ちょっとした仕草や些細な動きが繊細で、そこからキャラクターの心情が読み取れるような描き方。さすが京アニ、さすがは山田監督だな、と感心した次第。あのね、将也への思いが上手く伝わらなくて、硝子がベッドに倒れこんで足をバタバタさせるシーンが凄く可愛いのですよ!



声優さん達の演技も凄かったです。特に、西宮硝子役の早見沙織さんの演技には胸を打たれるものがありました。難しい役だったと思います。でも、演技からは熱い想いがストレートに伝わってきました。あと、硝子の妹の西宮結絃役を悠木碧さんがやっていて、事前に知らなかったものですからエンドロールで見て驚きました。結絃も好きなキャラですね。大好きな姉を守るその姿勢が実に健気で。

 

最後に



興味を持った方は是非観てください!! でも、劇場公開はそろそろ終わりなのかな。私は原作を読んで、Blu-ray発売を待つつもりです。



入場者特典で貰ったフィルムを開封!


う~ん。まあ、悪くはないかなあ。

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お次は・・・。足っ!?

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映画公開記念番組~映画「聲の形」ができるまでとPVをチェック!


特番です。硝子役の早見沙織さん、将也役の入野自由さん・松岡 茉優さん、そして山田尚子監督や音楽担当の牛尾憲輔さんのインタビューは必見。





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