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水樹奈々と「まどマギ」が好きなメタラーです! 音楽、食べ物、アニメ・・・他、自分が感動したり良いと思ったことを書いていきます。         このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

サブカル・ミクスチャーを標榜するROSE'N'CIEL(ローゼンシエル)の1stアルバム『Treasure Of Canaan~Subcul Toy Box~』レビュー



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ROSE'N'CIEL(ローゼンシエル)


本日は自ら“サブカル・ミクスチャー”を標榜する、仙台出身のバンド、ROSE'N'CIELのデビューアルバムを紹介します。

彼らのことは全く知らなかったのですが、今月号の「BURRN!」でアルバム・レビューとインタビューを読んで興味を持ちました。

男女のツインヴォーカルで、サウンドはハードロックやメタルをベースにヴィジュアル系、アニソン等色々なジャンルがミックスされている感じです。

ライヴでは演劇的な要素を取り入れているらしいですよ。

実際に音を聴いてみて分かるのは、しっかりとした技術をベースにした上でやりたいことをやっているという感じでしょうか。

独特な世界感とサウンドを作り出す彼らはかなりユニークな存在と言えます。

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レビュー


ROSE'N'CIEL『Treasure Of Canaan~Subcul Toy Box~』(2019年)

(1)アンドロイドは優しさを知らない
(2)エレクトロ・モンスターズ・パーティー
(3)千年乱舞
(4)宴の痕
(5)気高ク在レ...
(6)からくり少女
(7)Ghost in the rain
(8)ロリータ・シガレット
(9)Pas de chat
(10)せめてもっと

 Produced by SADiY

Char(vo)
RUZE(vo)
SADiY(g)
erie(b)
ema.M(ds)

お気に入り度:
★★★★★ ★★★(8/10)



アンドロイドは優しさを知らない


キャッチーなシンセ音と歌メロをフィーチュアしたスピーディーな曲ですが、ヘヴィパートあり、ラップあり台詞あり、数度の転調あり・・・とかなりクセが強く、このあたりで好き嫌いが別れそうですね。泣きのギターソロも登場します。


エレクトロ・モンスターズ・パーティー

いかにもパーティーって感じの、シンセ音の旋律が楽しいイントロ・・・と思いきや、怪しげなサウンドとコーラスをバックに始まる男女の台詞パート。

ミュージカル調の楽しい曲で、これはライヴでも盛り上がりそうですね。


千年乱舞

一度耳にしたら離れない、疾走するシンセによる和風メロが強烈な和ロックチューン。流れるような切ない歌メロが素晴らしいです。
これは名曲です!!


宴の痕

情熱的な曲調と歌謡曲っぽいクサい唄メロが素晴らしいです。
それにしてもヴォーカルのCharさんとRUZEさんは巧いなあ。
フラメンコ調のギターソロがまたたまらない。情熱的なメロディ
ライラ・ライラ~♪


気高ク在レ...

ドラマティックなイントロに胸アツ!
サビで炸裂するCharさんのハイトーンヴォイスが凄いです。
メタリックかつメロディアスなギターソロもグッド~。


からくり少女

アルバム中、最もメタルな曲です。
一言で言うと、メタル×ミュージカル!!

イントロから印象的なギター・フレーズで疾走し、一度曲調が緩やかになり、怪しさ満点ミュージカル調の展開が待っています!

男女のヴォーカルを最大限に活かした曲構成が見事な名曲だと思います。
バックで唸るデスヴォイスの掛け声が妙に耳に残ります。


Ghost in the rain

こちらもアップテンポなハードロックチューン。
ちょっとゴシカルテイストありますかね。
デス・ヴォイスを絡ませたヘヴィな展開もありますが、ノーマルヴォイスで歌い上げるツインヴォーカルが美しいです。



ロリータ・シガレット

綺麗なシンセのイントロからアップテンポに展開していきます。
躍動感がありつつも、どこか切なさを纏った曲ですね。


Pas de chat


キャッチーな疾走チューン!
サビのRUZEさんのソプラノヴォイスが美しいです。


せめてもっと


ラストも大変分かりやすくてキャッチーなアップチューンで決めます!
サビが頭から離れません!!

まとめ


最初聴いた時は、ちょっと合わないかもと思いましたが、気が付けばハマってました。

とにかく、ユニークなサウンドでかなりクセもあるため、好き嫌いが分かれそうではありますが、「千年乱舞」、「宴の痕」、「からくり少女」、「Ghost in the rain」あたりは普通のハードロック/メタルファンにも受け入れられそうな曲だと思います。

様々な声を使い分ける男女ヴォーカルを効果的に用いて、歌謡曲並のクサい歌メロを投下しつつ、ミュージカル要素も取り入れた、非常に面白いことをやっているバンドだと思います。

個人的にはギターの音がもっと前面に出ていればなお良いと思いました。