BANG YOUR HEAD!! ~激しく頭を振りまくれ!~

水樹奈々、「まどマギ」、「ラブライブ!」が好きなメタラーです! 音楽、食べ物、アニメ・・・他、自分が感動したり良いと思ったことを書いていきます。

六弦アリス 10th Album 「マダム・ヴァイオレット」 レビュー



スポンサーリンク

f:id:homuhomuHiro:20150823083340j:plain

六弦アリス 「マダム・ヴァイオレット」(2010年)


(1)アリス在りし、或るアリス在りし。
(2)秘密の地下室は死の香り
(3)純潔娼婦
(4)画家と貴婦人
(5)そのスープを口にしてはいけません。
(6)Miss Violet
(7)悪徳の哲学

六弦A助(programing)、櫻井アンナ(vo)

97点

 

Hiroです。

今日は六弦アリスさんの10thアルバム、『マダム・ヴァイオレット』をレビューします。
本作は7th アルバム『Omen of Seven』に収録されている「マダム・ヴァイオレット」という曲を題材にしたコンセプトアルバムで、2008年にリリースされた6thアルバム『紅蓮の少女~その名を呼ぶは、死神なり~』とも深く関わってくる作品となっています


『紅蓮の少女~』の結末は、主人公アリスの友人ヴァイオレットの裏切りによって、アリス母子が魔女として処刑されてしまうという悲惨なものでした。本作はその後日談となっています。もしもあの時、ヴァイオレットが別の行動を取っていたら? ヴァイオレットのその後の人生を、マルチエンディング形式で7つの物語(音楽)として描いています。


 
六弦アリス史上、最も美旋律とクサメロが満載された作品!!


疾走シンフォニック・チューンである(1)「アリス在りし、或るアリス在りし。」。名曲「白の慟哭」再び!! 「白の慟哭」のリフやフレーズ、混声合唱が一部登場し、本作と『紅蓮の少女~』との深い関連性を表していますね!

複雑に展開していく(2)「秘密の地下室は死の香り」は7分越えの大作。オーケストラの美メロとキャッチーなリフが満載で、大作であることを忘れて聴き入ってしまいます。後半メタリックに疾走! 物語の情景が浮かんできます。名曲!!

オーケストレーションされたドラマティックなサウンドをバックに、櫻井アンナ嬢のソプラノヴォイスが切なく響きわたる(3)「純潔娼婦」も絶品!!

民謡風の(4)「画家と貴婦人」。ここに出てくる画家とは、前作『「骨董店  Mystique」』の主人公でもある、“或る画家” です。彼が住んでいた地を逃げ出さねばならなかったエピソードがこの曲で語られています。

 曲名からして危険な香り漂う、(5)「そのスープを口にしてはいけません。」。出だしからヘヴィなギターリフが刻まれ、これまでの空気が一変。緩急をつけながら展開して行き、メタリックなギターソロの後はリズムチェンジ。プログレっぽいインストパートは緊張感に溢れています。これまた名曲。

(6)「Miss Violet」は本作のハイライト!! 7分の大作。壮大なオーケストレーションで幕を開け、続いてヴィヴァルディの「四季」の “冬” のパートが登場! ストリングスとチェンバロ、そして途中からギターも加わってこの有名なフレーズが奏でられます! その素晴らしいイントロが終わるとAメロ・Bメロは静かに、そして叙情的に展開していきます。徐々に盛り上げて行って、サビが強烈なクサメロを放ちます! その後はストリングスによる美メロ全開の間奏が待っています。ここで奏でられるヴァイオリン・ソロがやばい! やば過ぎる! 王妃の座を奪おうとするマダム・ヴァイオレットの野望を詩的に表している歌詞も素晴らしいです。アンナ嬢の歌い方・表現力がこれまた最高で、聴いていると物語のシーンが頭に浮かんできます。叙情と憂いに溢れる名曲です!!!

 
(7)「悪徳の哲学」はストリングスとチェンバロによって繰り返される美旋律がとても印象的。途中疾走パートもあります。曲調はメルヘンチックだけど、タイトル通り歌詞の内容は、“マダム・ヴァイオレットが語る悪徳の哲学” です。こわっ。

 

アルバムの半分以上の曲が6分、7分以上の大作なのですが、その構成には一切の隙がありません。曲によっては、ヘヴィでラウドなリフを刻んだり、プログレッシヴな展開もありますが、優雅で華やかオーケストレーション叙情的で尚且つクサいメロディで彩られている楽曲群に魅了されること必至です!!

 

youtu.be

 

 六弦アリス Official Web