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水樹奈々、「まどマギ」、「ラブライブ!」が好きなメタラーです! 音楽、食べ物、アニメ・・・他、自分が感動したり良いと思ったことを書いていきます。

水晶のようなメロディと叙情性、そして美しいヴォーカルハーモニーに悶絶!PRAYING MANTIS(プレイング・マンティス) 1st Album『Time Tells No Lies』レビュー



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戦慄のマンティス!


今日はイギリスの正統派ヘヴィメタルバンド、PRAYING MANTISのデビュー作『Time Tells No Lies』を紹介します。当時の邦題は『戦慄のマンティス』!! B級SF映画を彷彿させるカマキリのアートワークと邦題からは想像もつかないほど、メロディアスかつ叙情的な楽曲が収録されています。1981年にリリースされたこの作品は多くのファンを獲得しましたが、バンドの活動は順調とは言い難く、この1枚のアルバムでバンドは解散。アルバムも廃盤となってしまったのでした。私がPRAYING MANTISを知ったのは1988年か1989年頃だったと思います。伊藤政則氏がDJを務める『POWER ROCK TODAY』で流れた「Lovers To The Grave」の泣きの旋律に一発でやられました。しかし、アルバムを手に入れたくても当時は廃盤でしたし、CD化もされていませんでした。彼らのデビューアルバムはアナログの中古盤でも1~2万円位の値がついてましたし、中古盤も殆ど見かけることはありませんでした。文字通り幻の名盤だったのです。アナログからCDへダビングしただけの、粗悪な海賊盤CDも出回っていました。正直に言いますと、オリジナル盤には手を出せなかった私は、正規にCD化される1995年まで、この海賊盤を所持していた時期があります。

 
一度見たら忘れられない、ロドニー・マシューズによるアートワーク! まだCD化されていなかった頃、このアルバムは多くのメロディアス愛好家にとっての憧れの存在でした。

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噂のマンティス・ピクチャーレーベル! いいね!!

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実は表ジャケットと裏ジャケットは繋がっているのだ! 魔術師がマンティス(螳螂)に向かって火の玉を放っているというイラスト。ファンタジックかつSFチック。
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レビュー


PRAYING MANTIS『Time Tells No Lies』(1981年)

(1)Cheated
(2)All Day & All Of The Night(THE KINKS cover)
(3)Running For Tomorrow
(4)Rich City Kids
(5)Lovers To The Grave
(6)Panic In The Streets
(7)Beads Of Ebony
(8)Flirting With Suicide
(9)Children Of The Earth
-bonus-
(10)Praying Mantis
(11)High Roller
(12)Thirty Pieces Of Silver
(13)Flirting With Suicide(live'80)
(14)Panic In The Streets(live'80)

Produced by Tim Friese-Green

Tino Troy(g/vo at #4 #6 #8)、Chris Troy(b/vo at #5 #7 #9)、Steve Carrol(g/vo)、Dave Potts(ds)

お気に入り度:
★★★★★ ★★★★☆(9.5/10)



同時期に活躍していたIRON MAIDENが同じようにツインギターをフィーチュアしていても、そのスタイルが攻撃的で革新的だったのに対して、PRAYING MANTISのスタイルは非常にメロディアス。美しいツインリードと美しいコーラスハーモニー、そしてじわじわくる叙情性が特徴です。ドラマティックな曲展開も日本人好みと言えましょう。


(1)「Cheated」のあまりにもキャッチー過ぎるメロディとウォームなコーラスには胸キュン必至。哀愁漂うリフとツインリードの泣きが凄過ぎる(3)「Running For Tomorrow」・(7)「Beads Of Ebony」もたまらんです。超名曲(5)「Lovers To The Grave」は本作のハイライトで、美しさの中に英国的な翳りと湿り気を帯び、静から動への展開が劇的過ぎるのと、水晶の様に煌くツインリードが絶品過ぎて悶絶必至! ラストを飾る(9)「Children Of The Earth」も劇的なツインギターと美しいヴォーカルハーモニー、そしてドラマティックな曲展開という、彼らの魅力が凝縮された名曲中の名曲です!! (6)「Panic In The Streets」や(8)「Flirting With Suicide」といった割とストレートなハードロックも良いです。(2)「All Day & All Of The Night」はTHE KINKSのカヴァー。


(10)以降は2012年にリマスターCDで再発された際に追加収録されたボーナストラック。(10)と(11)は1980年にリリースされたデビューシングル『Praying Mantis』より。デビューシングルからして十分メロディアスなのですが、サウンドはまだ荒削りかな。(12)~(14)はシングル『Cheated』のカップリング曲。目玉は(12)「Thirty Pieces Of Silver」ですかね。ストレートでアップテンポなハードロックかと思いきや、サビになると甘い(!?)コーラスが炸裂するという、隠れた名曲です。隠れた名曲と言えば、コンピレーションアルバム『Metal For Muthas』(1980年)に提供したヴァージョンの「Captured City」も収録して欲しかったなあと。イントロの印象的なリフ~疾走感溢れる泣きのギター、キャッチーな歌メロ、動と静の対比が美しい様式美的な名曲なのですが、残念なことにアルバム未収録なのですよ。


メロディアス愛好家なら、死ぬまでに一度は聴いておきたい作品です。トロイ兄弟が生み出す泣きのメロディはきっと、あなたの心の琴線に響くと思います!!


「Cheated」




「Running For Tomorrow」




「Lovers To The Grave」



「Children Of The Earth 」




「Captured City」


 

Time Tells No Lies

Time Tells No Lies

  • Praying Mantis
  • ロック
  • ¥1350