第4部完ッ!
先日、TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』が遂に最終回を迎えました。仗助たちが杜王町に潜む殺人鬼、吉良良影との戦いに決着し、町が平和を取り戻したところでこの物語は終わります。当ブログでも最初はレビューを書いていたのですが、途中から更新することが出来ずにそのまま最終回を迎えてしまいました。更新しなかったのは、一言で言えば私の生活環境が変わったことで、十分にレビューを書くための時間が取れなかったからです。他に優先して書きたいこともありましたし。レビューを止めてからも、作品は毎週リアルタイムで欠かさず観ていました。
最終回はどうだった?
素晴らしい最終回でした!! Aパートでほぼ決着がつき、残りのエピローグをアニメオリジナルの場面も入れて、原作を補完する形で丁寧に描いてくれたと思います。さよなら、杜王町。さよなら、愛すべき杜王町の住人達。終わってしまってとても寂しいです。
ジョジョ愛に満ちた作品
今までのシリーズと同様、今シリーズもジョジョ愛に満ちたスタッフが関わることで、素晴らしい作品になったと思います。スタンドバトルやスタンド能力の描写は本当に素晴らしいです。演出も展開も文句なしでした。特にスーパーフライ、チープトリック、エニグマのエピソードを同時進行で描いたのはとても緊張感があって良かったですね! ただ、一つだけ不満があって、キラークイーンが初登場した時の作画ですかね。痩せて貧弱なキラークイーンなんて観たくなかったですよ。のっぺりしてたしね。まあ、Blu-rayでは修正入るでしょうけど。初登場で「おおおおっ!」となるべきシーンなのに「嘘だろ!?」という疑問で頭の中が一杯に。脳内補完が追いつきませんでした。でも、次の回からは作画が戻って、とてもカッコいいキラークイーンになっていたので安心しました。
アニメオリジナルの要素
思い返せば、アニメオリジナルの要素も結構ありました。そのどれもが原作を補完する形で作用していたのが良かったですね。
それは最終回にもありました。特にエピローグのオリジナル要素は良かったなあ。本編の内容も決してハッピーエンドではないんだけど、このエピローグがあったことで、観た後の気持ちに少し余裕が生まれました。これからも彼らの日常は続いていくんだろうなあって。
例えば、アンジェロ岩の前で由花子と待ち合わせをする康一君。
由花子は康一君にお弁当を作ってくるし、もう2人はとてもラブラブなんです。この後は手を繋いで登校して行きます。
トニオさんの店でイタリア料理を楽しむ、億泰・億泰パパ・猫草・・・!
現実世界でパパさんが歩いてたら、大騒ぎでしょうに!
そして、すっかりペット化しているストレイキャッツ。
店にはハイウェイスターの墳上裕也とその取り巻きさん達もいます。
漫画を描く前の指のストレッチをする岸辺露伴先生!
こちらは小林玉美と間田敏和。
スーパーフライの鋼田一豊大と、その鉄塔から杜王町を眺める未起隆。
コンビニオーソンの前でおしゃべりしている、お馴染み3人組。
おしゃべりの内容は、露伴が亀友で万引きしたとかしないとか(笑)
ソースは億泰。その億泰も本当のところは良く知らないらしい(笑)
Great Days
第3クールのOP曲「Great Days」。この素晴らしい曲もストーリーの進行に沿って変化していきました。第36話・第37話では吉良良影がバイツァ・ダストで時間を巻き戻す能力を見せますが、これを反映するかのように、この時のOPでは逆再生した映像を使用して再編集された「バイツァ・ダスト版」になっていました。
更に、第38話では効果音が付いたッ!!
そして、最終話。最終話ではOPはなし。その代わり、エピローグシーンで流れたのは、「Great Days-Units ver.-」!! 何と、歴代の主題歌を担当したシンガーが集結した、最終話だけのスペシャルヴァージョンなのです!!
ユニット名は、JO☆UNITED。参加シンガーは富永TOMMY弘明、Coda、橋本仁、城田純、和田泰右、Jeity、ホシノタツ、青木カレン、ハセガワダイスケ!!
早くも配信開始!!
最終回を振り返る
キラークイーンの作画が凄えええッ!!
本体の吉良の表情に反してスタンドは凶悪な面構え!!
バイツァ・ダストを発現させる!?
子供の頃の吉良。原作では描かれなかった、モナリザの絵の手の部分を切り抜いて飾っていたという場面。異常な性癖の始まり。
バイツァ・ダストを発現させるべく、ボタンを押そうとした瞬間、キラークイーンの右手が地面にのめり込む!! これは康一君のエコーズACT3の能力!!
ここぞという場面で頼れる男、康一君!
吉良良影の魂と対峙する杉本鈴美
承太郎のスタープラチナの能力で、時の止まった世界の吉良とキラークイーン。
一呼吸置いて。仲間達のことを思い浮かべる承太郎。これもアニメオリジナルの演出。
そこからのオラオララッシュ!! 凄い迫力。オラオラももう見納めなんだなと思うと寂しい限りです。グスン。仗助のクレイジーダイヤモンドのドラララ~も最後に見たかったけど、仗助は負傷して動けないし、前回までは仗助大活躍だったからね。
吉良の魂があの世に運ばれる。
「裁いてもらうがいいわっ!吉良良影!」
役目を終えた、鈴美とアーノルドは皆が見送る中、天に還っていく。
泣ける。
ジョセフと承太郎も杜王町を後にする。
何も知らないで主人の帰りを待つ、川尻しのぶ。真相をしっている早人。これから早人はどのような人生を歩んでいくのだろうか? この場面も涙腺が緩んだ。
クレイジーダイヤモンド!!
仗助の決めポーズ!!
このクイッてのが最高にイイ!!
さよなら杜王町。
さよなら、愛すべき杜王町の住人たち。
最後に
吉良良影の最期は事故死。あの時、救急車に轢かれなかったとしたら、承太郎は吉良の処分をどうしていたんだろうと疑問に思います。やっぱり、承太郎がとどめを刺したのかなあ。バイツァ・ダストなんて時間を巻き戻すことができる能力が使える以上は吉良を生かしてはおけませんものね。それはそれで、後味が悪い終わり方になったかも。岸辺露伴が言ったように、吉良の最期はこれ(事故死)が一番良かったのかも知れませんね。この結末、原作を読んでいた時も衝撃的でした。だって、普通だったらラスボスにとどめを刺すのは主人公達ですよね。読んでいる方としても、当然それを期待している訳で。でも、荒木先生は敢えてそうせずに、吉良には事故死を与えた。正直、後味は悪いし、スッキリしないのです。敵は倒したけど、敵の命を奪ったのは事故かと。でも、だからこそ色々と考えさせられましたね。
この作品を観ることが出来て、本当に幸せでした。毎週の放送が楽しみでしたし、充実したジョジョタイムを過ごすことができました。スタッフの皆様、本当に有難うございました。大変お疲れ様でした。
来年は第5部開始という速報を待ちながら、生きていきます。
おっと!
その前に、実写版のジョジョがありましたね。
嫌な予感しかしませんが、ジョジョ友達と話のタネに観に行く予定です。