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水樹奈々、「まどマギ」、「ラブライブ!」が好きなメタラーです! 音楽、食べ物、アニメ・・・他、自分が感動したり良いと思ったことを書いていきます。

【レビュー】IRON MAIDEN 8th Album『No Prayer For The Dying』



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IRON MAIDEN『No Prayer For The Dying』(1990年)


(1)Tailgunner
(2)Holy Smoke
(3)No Prayer For The Dying
(4)Public Enema Number One
(5)Fates Warning
(6)The Assassin
(7)Run Silent Run Deep
(8)Hooks In You
(9)Brng Your Daughter...To The Slaughter
(10)Mother Russia

Produced by Martin Birch

Bruce Dickinson(vo)、Dave Murray(g)、Janick Gers(g)、Steve Harris(b)、Nicko McBrain(ds)

 

Hiroです! 

今日はメイデンの8枚目のアルバムを紹介します。

本作のプリプロダクションの段階で、音楽的意見の相違からエイドリアン・スミスが脱退します。新ギターリストには元WHITE SPIRITのヤニック・ガーズが迎え入れられました。ヤニックはブルース・ディッキンソンの1stソロアルバム『Tattooed Millionaire』(1990年)のレコーディング参加中に、脱退したエイドリアンの代わりにメイデンへ参加するよう、誘われています。

私は凄く好きな作品なのですが、実はどういう訳か、ファンの間ではあまり人気がなかったりします。

いや、人気が無い理由は多分、多くの人が肩透かしを食った結果じゃないかなあ。

最高傑作でもある前作『Seventh Son Of A Seventh Son』の後にリリースされる作品とあって、誰もが期待値を上げ過ぎていたと思うのです。しかも、1曲目の「Tailgunner」は超名曲「Aces High」の続編(歌詞の内容がです)みたいな事前情報があったから、期待するなというのが無理な話。

ただ、スティーヴ・ハリスはストーリーコンセプトアルバムだった『Seventh Son Of A Seventh Son』はメイデン流の様式美を突き詰めた作品なので、同じ路線のアルバムをまた作るのは不可能みたいなことを当時語っていました。

アルバムがリリースされ、いざ蓋を開けてみると、アグレッシヴでドライ、そしてコンパクトな楽曲が並んでいました。

初めて聴いた時は「アレッ?」って感じでした。そう、肩透かしを食らったのです。同じ時期に同郷のJUDAS PRIESTが『Painkiller』というとんでもないアルバムをリリースしていたこともあり、メイデンのこの作品は本当に地味な印象しかありませんでした。

このアルバムの本当の良さに気が付いたのは、リリースから数年経ってからでした。

久し振りに聴くと、何だ、どの曲もかっこいいじゃないか! フックがあってキャッチーで、無駄の無いアレンジ。飛びぬけた超名曲は無いものの、その代わり捨て曲も見当たりません。並みのバンドには作れない作品だなということを実感しました。


 (1)Tailgunner

スピーディーでアグレッシヴなメタルチューン。ギターとベースのグルーヴ感のあるリフがカッコいいです。サビの部分の伸びのあるヴォーカルも素晴らしい!




(2)Holy Smoke


スティーヴ・ハリスとブルース・ディッキンソンの共作。明るくノリのあるイントロから勢い良く展開していくハードロックです。皮肉のきいた歌詞・キャッチーでフックのある歌メロとリフ、そしてアグレッシヴなヴォーカルがカッコいいっす。





(3)No Prayer For The Dying


スティーヴ作。まずは泣きのイントロに悶絶必至。前半は叙情的に展開していき、後半は突如激しくなって、アグレッシヴでスリリングなインストパートが炸裂します。メイデンお得意のパターンが凝縮された名曲。


(4)Public Enema Number One

イントロのメロディアスなツインリードに「おっ!」となります。テンポの良いAメロ。サビメロは凄くメロディアスで叙情的。ソロパートもドラマティックな隠れた名曲。デイヴ・マーレイとブルースの共作です。


(5)Fates Warning

静かで叙情的なイントロからハードに展開していくミッドチューン。サビはちょっと面白みにかけるかな。でも、この曲の中間のツインの美しさと泣き具合は絶品!! マーレイとハリスの共作。


(6)The Assassin

イントロから徐々に緊迫感を高めていく曲構成です。妖しい感じのAメロBメロを経て、意外なほどキャッチーなサビメロが飛び出すミッドチューン。こちらも隠れた名曲。


(7)Run Silent Run Deep

アコースティックなイントロが終わると、アグレッシヴなブルースのヴォーカルが登場。こちらもミディアムチューンですがとてもドラマティックです。中近東フレーズも登場するソロパートも聴き所です!


(8)Hooks In You

エイドリアン・スミスの置き土産。ディッキンソンとの共作で、非常にメロディアスでキャッチーなアップチューン。終始奏でられるメロディアスなリフといい、泣きのソロといい、いかにもエイドリアンって感じです。名曲。



(9)Brng Your Daughter...To The Slaughter

ブルース・ディッキンソンがソロ活動の時に『エルム街の悪夢5』のサントラに提供した曲をメイデンのメンバーが気に入って、本作ではメイデン・ヴァージョンとして再録。誤解を恐れずに言えば、これは実に楽しい曲です! キャッチーでちょっとダークで怪し気な雰囲気もある。エンディング近くの「ア~ア~ア~ア~・・・」ってコーラスの部分もユニーク!! これは名曲ですね!!




(10)Mother Russia

ドラマティックですな~。特にイントロのメロディ! ロシアの大地を思わせる(?)冷たいサウンドと壮大な曲調。本作で一番長い曲。とは言っても、5分30秒ですが。



大作主義は消え、キーボードの使用も減り、アルバム全体にあるのはライヴ感満載のサウンドとコンパクトでキャッチーな楽曲。でもここにあるのは紛れもなく、メイデンサウンド! 前作と次作『Fear Of The Dark』の間にあるせいか地味な印象を受けるアルバムですが、楽曲の充実度という意味では優れた名盤と言えるでしょう。まだ聴いたことがないというメイデンファンは是非チェックしてみて下さい!

 

No Prayer For the Dying

No Prayer For the Dying

  • アイアン・メイデン
  • ロック
  • ¥1600