Download Festival
昨日ダウンロード・フェスティバルに参戦してきました!
元々イギリスで行われているラウドロック系のフェスで、この度日本にも初上陸!
参加アーティストは、
- LAKE A STORM
- AMARANTHE
- MAN WITH A MISSION
- HALESTORM
- ARCH ENEMY
- ANTHRAX
- GHOST
- SUM 41
- SLAYER
- JUDAS PRIEST
・・・でした!!
場所は幕張メッセ。
結論から言うと、素晴らしい内容のフェスでした!!
まあ、運営には言いたいことありますが。
これだけのバンドのライヴを1日で観られるのはいいですよね。
しかも、SLAYERとJUDAS PRIEStはそれぞれ90分のフルセットが観られる訳で、それでチケットが16,500円というのはかなりお得です!!
せっかくのフェスなので、朝から参戦しようと思っていたのですが、午前中はどうしても子供のことで都合がつかず、昼から参戦しました。
現地で約10年来のメタ友と合流し、まずはビールで乾杯!
この後、ライヴ→ビール→ライヴ→ビールって感じでフェスを楽しみました。
(おい!)
フェス最高!!
ARCH ENEMY
アリッサ・ホワイト=グラズ加入後の彼らのライヴを観るのは私にとってはこれが初でした!
「The World Is Yours」で幕を開け、「Ravenous」、「War Eternal」・・・とライヴ映えする名曲が続きます。
アリッサの迫力のデスヴォイスと切れのあるパフォーマンスに終始圧倒されました。
緊迫感溢れるエクストリームなサウンドの中、マイケル・アモットとジェフ・ルーミスが奏でる叙情的なメロディが強烈なインパクトを放ちます。
ああ、これだよこれ!!
流石アーチ・エネミー!
貫禄のある素晴らしいライヴパフォーマンスでした。
SET LIST
- The World Is Yours
- Ravenous
- War Eternal
- Blood On Your Hands
- You Will Know My Name
- Dead Eyes See No Future
- The Eagle Flies Alone
- As The Pages Burn
- Dead Bury Their Dead
- No Gods No Masters
- Nemesis
ANTHRAX
スラッシュ・メタルの大ヴェテラン、アンスラックス。
彼らの音楽はスラッシュ・メタルなのに、楽曲には妙にノリの良いグルーヴ感があって、ライヴはめっちゃ楽しかった♪
ザクザクとリフを刻むスコット・イアンが超クールでした!
セットリストもベスト・オブ・ベストでしたね!!
SET LIST
- Caught In A Mosh
- Got The Time
- Madhouse
- I Am The Law
- Fight 'Em 'Till You Can't
- Be All End All
- Evil Twin
- Antisocial
- Indians
GHOST
これまで彼らの曲は聴いたことがなかったのですが、そのミステリアスな姿に反して、曲は凄くキャッチーで聴き易かったのに驚きました。
うん、これは売れる訳だ!!
怪しげな動きをするヴォーカルのパフォーマンスにも目が離せなかったですww
SUM 41
カナダ出身のパンク・ロックバンド、SUM 41。
実はCD持ってないんですが、カッコ良かったです。
最初から自然に身体が動き出して、心地良い疾走感・グルーヴ感に浸っていました。
後でCD買ってみようかなと。
SLAYER
現在ファイナル・ワールド・ツアーを敢行中の帝王SLAYER。
と言うことは・・・。
そう、このダウンロードフェスがSLAYERの日本最後のライヴとなる訳です。
その帝王の姿を目に焼きつけ、彼らが繰り出すスラッシュ・メタルの真髄を全身全霊で受け止めるべく、昨日ここに来たと言っても過言ではありません。
新旧バランス良く選曲されたベストなセットリストでした。
SET LIST
- Repentless
- Blood Red
- Disciple
- Mandatory Suicide
- Hate Worldwide
- War Ensemble
- Jihad
- When The Stillness Comes
- Postmortem
- Black Magic
- Payback
- Seasons In The Abyss
- Born Of Fire
- Dead Skin Mask
- Hell Awaits
- South Of Heaven
- Raining Blood
- Chemical Warfare
- Angel Of Death
最近の曲も良いのですが、やはり昔から聴いている身としては「War Ensemble」、「Black Magic」、「Postmortem」、「South Of Heaven」等に激烈に反応してしまいますね!!
ケリー・キングとゲイリー・ホルトによる殺傷力のあるリフの塊と不気味でしかも印象的なフレーズを聴かされたら、どんなに疲労していても頭を振らずにはいられない!
機関銃の如き迫力で迫ってくるポール・ボスタフの超絶ドラミングやば過ぎでしょ。
これだけ切れのあるプロフェッショナルなパフォーマンスを観たら、「いやいや、ファイナルツアー? まだやれるでしょ」などと思ってしまうのですが、調べてみたらケリー・キングは現在54歳だし、トム・アラヤにいたっては57歳!!(トム、痩せた?)
この年齢で世界最高レヴェルのスラッシュ・メタルを演って、ツアーしてること自体がとんでもないことかもしれない。
次から次へとエクストリームな名曲が続き、特に「Hell Awaits」から最後までの流れは鳥肌モノでした。
これで生涯見納めとなるSLAYER。
最後の「Raining Blood」に最後の「Chemical Warfare」。
そして「Angel Of Death」。
スラッシュ・メタル・バンドSLAYERの魅力を全て封じ込めた、未来永劫スラッシュメタル史上に君臨するであろうアンセム。
SLAYERと言えば、「Angel Of Death」なのです!
この曲が始まった途端、ステージのバックの垂れ幕が替わりました。
そこには、この偉大なスラッシュ・チューンを作曲した故ジェフ・ハンネマンの名前と彼が生存していた年<1964-2013>、そして<STILL REIGNING>の文字が!!
まずここで、涙腺緩みました。
ジェフが亡くなってからもうじき6年になるんだなあ・・・。
そんなことを考えながらも食い入るようにステージを凝視し、時に取り憑かれたように頭を振り、拳を上げて叫んでいました。
何しろ、最後の「Angel Of Death」なんですから!
全てが終わったステージの上では、トム・アラヤが静かに客席を見回していました。
彼の優しげな微笑が印象的でした。
最後にトムが日本語のスピーチでファンにお別れを言ってくれました。
「これが私達の最後のショウです。とても悲しい。さよなら。いつか、またね」
ここで私は男泣きっす。
うううう・・・・。
ファイナルって頭で分かっていても、本人の口から「最後のショウ」って聞かされると本当に悲しいです。
JUDAS PRIEST
本来ならば、このフェスのトリはオジー・オズボーンだったのですが、彼はインフルエンザによる肺炎後の療養でドクターストップがかかっており、急遽ピンチヒッターとしてプリーストがトリを努めることになったのでした。
中年の身でありながらSLAYERの90分のショウを全力疾走したため、悲しいかなもうこの時点で私に残された体力はほぼゼロでした。
しかも、次のプリースト開始までに休憩時間は殆ど無し!
き、気持ちの切り替えが!!
いや、正直無理でしたよ、そんなの。
SLAYERとの別れを引きずりつつ、プリーストを鑑賞。
水分補給してから、後ろの方でゆっくりと観ました。
昔の曲懐かしかったなァ。
前回プリーストのライヴを観たのはいつだったっけ?
確か、10年以上前だったと思います(^^;)
ロブが想像以上にお爺ちゃんになっていました。
御歳67歳ですからね!!
それであの声量ですから恐れ入ります。
「Painkiller」を聴けたのは勿論、凄く嬉しかったのですが、ライヴの度にあんなにスクリームしてたら、身体にも相当な負担がかかっているはずなので観ているこっちがヒヤヒヤさせられます。
正直、「Painkiller」はもう封印してもいいと思いました。
他に沢山曲ありますし。
身体をいたわって欲しいです。
ギターは現在リッチー・フォークナーとヘルプでアンディ・スニープが弾いているので、バンドパフォーマンスはエネルギッシュで若々しくも感じます。
メタルゴッド健在!
SET LIST
- Firepower
- Delivering The Goods
- Sinner
- The Ripper
- Evil Never Die
- Bloodstone
- Saints In Hell
- No Surrender
- Turbo Lover
- Devil's Child
- Killing Machine
- Some Heads Are Gonna Roll
- Rising From Ruins
- Rapid Fire
- Hell Bent For Leather
- Painkiller
- The Hellion(SE)~Electric Eye
- Breaking The Law
- Living After Midnight
終わりに
このフェスで帝王SLAYERのファイナルツアーが観られただけでもう、私は十分満足なのですが、他の参加アーティストも申し分なく、集客も良かったので成功と言っていいのではないでしょうか。
ただ、運営には言いたいことがあります。
とにかく、ステージからステージへの移動が困難でした。
出る人間と入る人間の流れがごちゃ混ぜで動線悪すぎ。
ちゃんと仕切ってほしかったですね。
余りにも人が多過ぎて、キャパオーバーしてるんじゃないかなって感じた時もありましたが、大丈夫なのですよね?
ダウンロードフェスにせよ、LOUDPARKにせよ、こういうメタルフェスはこれからも続けていって欲しいと思います。
ああ、メタ友とも話したんですが、お互いに歳をとったなあとww
これから先も、メタルのライヴに参戦したいのなら体力つけとかなきゃ駄目だよね、としみじみ思いました。
おまけ
物販に並ぶメタルキッズたち!
このメンツならば、2日間位やってくれてもいいなと思ってしまう。
ダウンロードドッグくん&チーバくん
可愛いなあ~♪
チケット&再入場用のリストバンド
タイムテーブル
STAY METAL!!
(早くMETALLICA来ないかなあ・・・)
(頼むよ、ホント。これ以上俺がじじいにならないうちに・・・!)