Become Bon Jovi!!
古いCDを整理してると、その存在自体をすっかり忘れてしまっていた作品に再会して、数年振りに聴いたら、その当時の気持ちが甦ってきたなんてことは良くある話ですが、今日はそんなアーティストのCDを紹介します。
1994年にデビューした女性ヴォーカリスト、その名もBe-B!!
「ビービー」と読みます。
本名、和泉容(いずみよう)。
正直、Be-Bのこと分かるor知ってる人って今どの位いるんだろう?
最初はアイドルっぽい感じで売り出されてました。
なにせ、デビューシングルのタイトルが『真夏の愛 YAI YAI!』ですからね!
その後、アイドル成分は抜けて、いわゆるJ-POPやロックっぽい曲も歌うようになりました。
新曲をリリースする度に、次々とタイアップがついて、そこそこ売れたので一時期は結構有名になったものです。
ちなみに、Be-Bという名前の由来も有名でした。
最初のBeは<become(~になる)>の意味。
次のBは彼女が尊敬するアーティスト<BON JOVI>のこと!!
つまり、「Become BON JOVI」ってことらしいです。
ボン・ジョビになる!!
すごい由来だ・・・!!
レビュー
Be-B『Be-B』(1994年)
(1)Endless Dream
(2)憧夢~風に向かって~
(3)Forever Friend
(4)SNOW RABBITに気をつけて
(5)It's All Right
(6)Get Wild
(7)女神の吐息に(Album Version)
(8)BLUE IN THE BLUE
(9)真夏の愛 YAI YAI!(Album Version)
(10)間違いに気付いても
お気に入り度:
★★★★★ ★★★(8/10)
アカペラコーラスでアルバムの冒頭を飾る(1)「Endless Dream」は何とBOWWOWのギターリストである山本恭司氏の作曲で、ギターも弾いています。と言っても、ハードロックではなくて、あくまでもメロディアスなJ-POP
この「Endless Dream」を筆頭に、どこか懐かしさを感じさせる歌メロと彼女のハスキーなヴォーカルをフィーチュアした佳曲が続きます。曲によってはオルガンを使用しているのも新鮮味がありますね。
特にシングルカットされた爽快感溢れる(2)「憧夢~風に向かって~」、クサい歌詞とクサい歌メロの(5)「It's All Right」、FAIR WARNING風の(3)「Forever Friend」、サビメロがもろにベリンダ・カーライルの「Heaven Is A Place On Earth」そっくりな(7)「女神の吐息に」は絶品!
アイドル路線な(9)「真夏の愛 YAI YAI!」も今聴くと、彼女のハスキーヴォイスのせいもあって、悪くはないと言うか・・・むしろイイ!!
彼女は4枚のオリジナルアルバムとベスト盤をリリースした後は活動休止し、そのままシーンの表舞台から消えてしまいました。
ところで、彼女は今どうしているんだろう?
そう思って調べてみたところ、
現在はハードロック流し(!!)として
Be-B名義で活躍中のようです!
Hard Rock流し Be-B(和泉容) Official Blog