遂にアニメ化!「彼方のアストラ」
篠原健太氏原作の名作漫画『彼方のアストラ』のアニメ第1話を観ました。
何と、第1話は1時間スペシャルでした。
結論から言うと、原作の雰囲気を丁寧に反映させたアニメで心の底から楽しめました。
原作漫画でもシリアスなシーンとちょっと緩いギャグシーンが絶妙な加減で配置されているのですが、その再現度も恐ろしく高いと言えるでしょう。
主人公カナタ・ホシジマ役の細谷佳正さんと、ヒロインであるアリエス・スプリング役の水瀬いのりさんの声もほぼイメージ通りでした。
カナタたちが惑星マクパで謎の球体に取り込まれて、その後で宇宙空間に放出された時の孤独感、絶望感、そして無重力を表現する演出が優れていたと思います。
まず冒頭にそのシーンの一部を持ってきたのも正解でした。
『彼方のアストラ』とは
原作:篠原健太
ジャンル:SFサバイバル×ミステリー
ストーリー:
宇宙への往来が当たり前になった未来のお話です。
西暦2063年、ケアード高校の生徒9人が惑星マクパの地に降り立ちました。彼らは「大自然の中、生徒だけで5日間を過ごす」という惑星キャンプに来たのでした。しかし、到着して間もなく少年少女たちは、突然現れた謎の球体に飲み込まれて宇宙空間に投げ出されてしまいます。偶然近くに浮遊していた宇宙船に逃げ込みますが、そこで彼らが居る所は故郷から5012光年離れた地点であることが分かります。メンバー全員が協力しながら様々な苦難を乗り越え、故郷に帰還します。その途中、遭難事故を起こした犯人を突き止めるのですが、その裏にはある陰謀が張り巡らされていたのでした・・・。
アニメも原作もお薦め!!
故郷で彼らを待つ、衝撃の結末!!
幾重にも張り巡らされた伏線がラストに向けて次々と回収されていく充実感。
SFサバイバルなのですが、宇宙船という密閉された空間で、メンバーの中に裏切り者<犯人>がいるというミステリ要素といい、シリアス過ぎずコミカルな要素も含む非常に優れた作品です。
しかも、原作単行本は全5巻なので、とても読みやすい!!
今回の第1話を観た感想としては、とにかく面白いし、クオリティも非常に高いです。
この調子で最後まで行ってくれると信じてますし、安心して観ることが出来ると確信しています。
原作と変えてきたオリジナルの演出なんかもあって、そこがどのような意味を持っているのとか、それが伏線であるならば今後のストーリー展開の中でどう回収していくのかも楽しみです。