こんなことが起こるとは・・・。
以下、本日の職場での出来事です。
師長達に突然の召集がかかる。
偉い人達:「今年度より夏季休暇無くなりま~す」
全師長:「は?」
偉い人達:「もう決まったことだから~」
全師長:(絶句)
偉い人達:「有給を取り易い職場の環境を作っていきましょう」
○○会(当病院が所属している大きな組織)として、夏季休暇をなくすことにしたらしいです。看護部とか事務とか医師とか関係なく、○○会から給料を貰っている職員は夏季休暇がなくなります。
当たり前の話ですが、夏季休暇は有給や週休とは別に3日間発生していました。6月から9月の間に好きな所で夏季休暇の希望を出すことができました。
なぜ、夏季休暇をなくすことにしたのか?
偉い人の説明だと、看護部に比べて他の部署は有給が取れていない現状がある。そこで、なるべく有給を取り易くするために、夏季休暇をなくすとのこと。
どーせ、有給消化できずに繰り越ししてるんだから、夏季休暇分として有給を申請すればいいだろってことですかね? そうなんだろうなあ。
全く分かってない!!
問題は有給を取りにくい、職場環境にあると思うのです。
まずはそこをきっちり指導しろよ、と言いたい!!!
3日間の夏季休暇は堂々と取得できるます。誰も文句言いません。
しかし、有給となるとこれは別で、堂々と取れません。上司の顔色を伺いながら、やっと話を切り出す現状。人手不足のところだとなおさら言いづらいところがあります。偉い人たちから言わせれば、「有給を取らないあなたが悪い」ということになるのかも知れませんが、気軽に取れる環境ではないのです。
ところで、小さいお子さんがいるママさんは有給はいくらあっても足りないのです。お子さんがやれ風邪ひいた、熱を出した、下痢をした・・・となれば保育園に預ける訳にもいかず、そこで有給を使って休まねばならないのです。妻も子供の看病のために有給使い切り、使い切ったあとは欠勤という形で休みましたからね。
ですから、まだ小さいお子さんがいるスタッフにとっては今回の夏季休暇廃止は特に痛手なのです。否。小さいお子さんがいてもいなくても、痛手ですよ。
そもそも、当病院のWebサイトの求人欄には今現在も「夏季休暇3日」と書かれています。今年、新規採用になったスタッフだって、採用時には夏季休暇を約束されていた訳ですから、今回のことは会社側の規約違反じゃないのでしょうか。
師長が病棟に戻って来て、このことを皆に伝えたのですが、もうブーイングの嵐でしたね。今後、ますますスタッフが辞めていくんじゃないでしょうか。
夏季休暇の廃止は、有給を取り易い職場環境にしてから実施するべきだったと思います。偉い人は夏季休暇廃止と言う前に、有給は全員消化させるようにしなさい、と管理者達に命令してくれていたら最高だったのに。